私は普段あまりテレビは見ませんが、NHKの19時のニュースは録画をして翌朝必ず見るようにしています。現在参議院議員選挙真っ只中ですがこの報道がかなり少ないことに違和感を感じます。

この参議院議員選挙期間に英国のEU離脱やバングラディッシュのテロ事件で尊い日本人の命が失われたことなど大きな出来事があったためその報道が大きくなり相対的に参議院議員選挙の報道が少なくなることは理解できます。

しかし、東京都知事選挙の報道が優先され参議院議員選挙の報道がされないことは大問題であると考えます。都知事選挙は東京ローカルの地方の話であり、今起こっていることは自民党内の候補者選びのゴタゴタです。それと国政選挙であり、アベノミクスの是非、消費税増税延期、社会保障財源、憲法改正、安全保障など様々な争点が存在する参議院議員選挙とを比較した時にどちらが優先的に報道されるべきかはあきらかであると思います。

告示日から序盤は各党党首の街頭での訴えの様子や激戦区、統合された選挙区情勢の報道がありましたが、ここ数日は連日都知事選挙関連の報道はされるものの参議院議員選挙の報道はほとんどありません。優先順位が全く違うのではと感じます。

NHKニュース7の報道しか見ていないため民法の報道については分かりませんが、基本的によく似た傾向にあり参議院議員選挙報道はかなり少ない状況にあるのではと感じます。

世論調査の結果では改憲勢力が3分の2を超える勢いと報道されています。私は今回の参議院議員選挙でテレビ報道が報道の役割を果たしていないのではないかと危惧します。バラエティーやワイドショーと違いニュース報道番組は政治に対する役割があると考えます。

テレビが政治に対する責任、報道の役割を放棄し、あるいは見失い、国民の政治に対する関心が下がり、課題山積にも関わらず投票率が下がるようでは日本の未来が心配です。強い違和感を感じます。

三重県議会議員 稲垣昭義のひとり言-三重県
←最後まで読んでいただきありがとうございます。人気ブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。