5月26日、27日開催の伊勢志摩サミットが迫ってきました。オバマ米国大統領の広島訪問も決まり歴史的なサミットになります。昨日全員協議会での議論を報告します。

県営サンアリーナに日本政府が設置する国際メディアセンター(IMC)内に三重情報館が設置されます。この三重情報館では三重の歴史、文化、自然、食、産業等を世界に発信します。サミット開催後IMCは、5月30日~6月10日の間、県内の小中高生に公開されます。

各国先遣隊歓迎夕食会や各国首脳、配偶者に対して三重の食材を生かした料理やお酒、伝統芸能の披露等、三重の魅力満載のおもてなしを行い、この機会を捉えて「世界との絆づくり」を実現するための働きかけを行っています。

宿泊施設の状況は、当初延べ約50万3千人分宿泊予約センターで確保していましたが現時点では約40万6千人(一部見込み含む)となっており当初予定よりも約10万人分少なくなっています。各国メディアの数が予想より少ないことやアウトリーチ国(7か国)が予想より少ないこと、熊本地震での警備体制変更などが原因ですが、今後オバマ米国大統領の広島訪問による影響も考えられることからご協力いただいている宿泊施設に対する丁寧な対応が必要であると昨日の質疑で申し上げました。

経済効果については中間試算で県内は約480億円、県外約591億円の合計(全国)は約1071億円となっています。またパブリシティ効果は中間試算で約440億円となっています。最終試算は8月以降に発表される予定です。

その他主な効果として、外国人延べ宿泊者数は、平成27年6月~28年2月の間34万2250人で前年同比146.5%の大幅な伸びです。延べ宿泊者数全体は平成27年6月~28年2月の間773万7190人で前年同比19%の伸びとなりいずれも全国一位です。

大きな効果があるサミットですが、宿泊施設の問題や近隣住民の皆さんの交通規制などご不便をかけることも多く、たくさんの皆さんの協力で準備が進んできました。残り二週間、万全の準備で安全に歴史的な伊勢志摩サミットが大成功することを祈っています。

三重県議会議員 稲垣昭義のひとり言-三重県
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