最近は視察や会派の団体懇談会で各団体の要望を聞いており、慌ただしい日々が続いていますが、移動中に読んだ本を今日は紹介します。


「下天を謀る」藤堂高虎公の歴史小説です。藤堂高虎公は本県の県都津市や伊賀上野を江戸時代に治めていた藤堂藩の初代藩主であり、本県の歴史を語る中で欠くことの出来ない人物です。

本
この本は、三重県民はもちろん多くの方にぜひ読んでいただきたい本です。戦国の乱世を藤堂高虎公が信念を持って天下泰平を願い、戦い、生き抜いてきたかその生き様が伝わってきます。


私は、この藤堂高虎公をぜひNHKの大河ドラマにと願っております。また築城の名手と言われている藤堂高虎公が築いた津城を復元しようという活動も始まっており期待しています。大河ドラマにするには藤堂高虎公を題材にした物語が少ないと言われていましたが、最近では随分研究も進み本書のような小説も生まれるようになりました。また津城の復元に向けてその図面も県庁内で発見されたともお聞きしています。


藤堂高虎公は、司馬遼太郎氏の作品の中では評価が低く扱われていることもあり、私もそうですが、学生時代に司馬遼太郎作品に魅了された歴史ファンが多い中、今までの藤堂高虎公の評価はあまり良くない現状があります。


しかし、これまでの研究で藤堂高虎公の評価が大きく見直されてきていることから、司馬遼太郎から嫌われた男として「下天を謀る」が近い将来NHKの大河ドラマになる日を心待ちにしたいと思います。


まだ読んでいない方、ぜひお勧めです。

三重県議会議員 稲垣昭義のひとり言-三重県 ←最後まで読んでいただきありがとうございます。人気ブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。