二日間常任委員会の視察で県南部に行っていました。今回は、もうかる農林水産業をテーマに、地域で新しい挑戦をし頑張っている企業をまわらせていただきました。


最初は、松阪の三重エネウッド株式会社にお邪魔しました。11月1日に本格稼働するバイオマス発電所の建設現場を見せていただきました。5800KW(1万世帯分)の電力を発電する施設となります。木を切る、運ぶ、チップを作る、発電するとの流れの中で、100名以上の雇用創出につながります。課題も聞かせていただきましたが、期待される施設です。

県内調査
次に、尾鷲の尾鷲物産株式会社にお伺いさせていただきました。漁業者は減少しているが魚のマーケットは拡大している状況でピンチをチャンスに変えるため戦略的な設備投資を行っているとのことでした。ブリの直営養殖で一般ブリの2.5倍のEPA・DHA含有のブリを養殖生産するため研究をすすめているとのことでした。ブリで人の健康をサポートするおもしろい取組です。


尾鷲水産研究室・県尾鷲栽培漁業センターでは、マハタ養殖の稚魚を見せていただきました。おわせマハタ、いせマダイ、いせマグロといった本県の最先端の技術を駆使したブランド化戦略を聞かせていただきました。

県内調査
熊野に移動して、株式会社金山パイロットファームにお伺いしました。昭和36年からスタートした県営開拓パイロット事業の成果を出すため六次産業化の取組を聞かせていただきました。


熊野の野地木材工業株式会社では、木の町熊野の確立と熊野林のブランド化の取組を聞かせて頂きました。製材、乾燥、加工の全製品一貫生産方式やノジモクツアーなど興味深い話を聞かせて頂きました。 木に対するこだわり、愛着を感じました。

県内調査
紀北町の株式会社ディーグリーンでは、7月から紀北の魚を離乳食にして送る「ママを応援おさかな便mogcook」をスタートしました。東社長とは以前に台湾に一緒に視察に行ったことがあり、再会できアグレッシブに新しい挑戦をしていることをうれしく感じました。

県内調査

多気町の農業法人せいわの里まめやでは地域に埋まっている宝や知恵を活用した取り組みを聞かせていただきました。地元の食材でつくったお昼ご飯をおいしくいただきました。


二日間の限られた時間でしたがあらためて県内でがんばっている農林水産業の方が多くいることと魅力的な経営者がたくさんいることを感じました。有意義な調査となりました。

ランキング 三重県議会議員 稲垣昭義のひとり言-三重県 ←最後まで読んでいただきありがとうございます。人気ブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。