昨日から健康福祉病院常任委員会の視察に出ています。昨日は国立病院機構名古屋医療センターにお伺いしました。災害拠点病院を中心に愛知県内6病院が災害時に電子カルテを共有できるネットワークを作り運用がされております。この取組は全国初とのこともあり現況をお聞かせいただきました。


本県では南海トラフの大地震がいつ起きてもおかしくないと言われ様々な防災取組が進められていますが医療分野の取組も非常に重要です。電子カルテの共有には各病院の様々な課題を乗り越えなければいけませんが重要なテーマであると感じます。


昨夜は広島に移動し、今朝は広島県議会にお伺いし、保育士確保のための広島県保育士人材バンクの取組と県地域包括ケア推進センターの取組について調査しました。


保育士確保については、先日会派で開きました団体懇談会でも私立保育連盟さんから強い要望をいただいており、養成校を卒業した保育士が県内定着し長く勤務いただけるような奨学金制度の創設を求めておられます。


広島県は、保育士資格を持っていても現在保育士の仕事をしていない潜在的保育士の人材バンクを創設し保育所とのマッチングを行う取組を昨年から始めました。


私は、本県においても保育士の人材確保の為、今後何らかの施策が必要であると感じており、新卒者の県内長期定着を図る方向がいいのか、潜在的保育士を確保していく方向がいいのか興味深く質疑をさせていただきました。


また地域包括ケア推進センターに関しては本県では各市町で設置して取組が始まっていますが四日市市は社会福祉法人との連携を強化した進んだ取組をしていると思っています。広島県のように県で設置する必要性があるのかどうか今後検討が必要です。


午後からは岡山県に移動し倉敷中央病院にて、病院の地域連携の取組について調査しました。昨年完成したといわれる病棟はリゾートホテルのようで本当に素晴らしい施設でした。地域連携室の積極的な取組は非常に参考になりました。こちらでも本年から医療情報ネットワーク「晴れやかネット」を構築して電子カルテの共有化の取組が始まっています。


90年前の「治療本位の設計」「病院くさくない明るい病院」「東洋一の理想的な病院」との設計思想は今でも脈々と引き継がれています。このような素晴らしい民間病院が立地し、公的病院や大学病院との連携が進む倉敷市は先進的な医療都市であると感じました。

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