今日は朝から事務所にこもり事務整理と来客対応です。先日本屋で城山三郎著の「男子の本懐」が目に入り購入しました。学生時代に読んだ記憶はあるのですがなんとなく気になって再び読みました。

 

大正から昭和初期にかけて立憲民政党と立憲政友会の二大政党制が機能していた時代に、浜口雄幸と井上準之助という二人の政治家が、命をかけて金解禁と軍縮と緊縮財政を進めていくお話です。

 

この時代背景が今の時代にかなり近いものがあるように感じ、学生時代にはそんなに印象に残っていませんでしたが今回は非常に興味深く一気に読みました。もしまだ読んでない方がみえましたらお勧めです。ぜひ読んでみてください。

 

今の時代は情報が氾濫しており、大衆化された中で、様々な課題は山積みで、大局的に物事を考え新しい仕組みを政治は作らなければいけないことは多くの人が分かっていても、現実は目先のことばかりにとらわれて政治家が行動しなければならない状況に追い込まれてしまっています。

 

大正から昭和初期にかけてもまさに同じような状況であったことをあらためて確認することができました。その時代には信念を持った政治家が信念を貫く中で銃弾に倒れていった歴史を見ると時代の流れには逆らえず、今の時代の政治家にもよほどの覚悟と信念がなければ務まらないのではと感じます。

 

本日、野田改造内閣がスタートしました。今度こそ未来に責任のある政治を期待したいものです。

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