先日、電車での移動中に読むために何気なく買った「小説・震災後」を読みました。著者の福井晴敏氏の代表作「亡国のイージス」や「終戦のローレライ」に、はまった方は私以外にも多くいるのではと思います。

 

私は、以前にこのブログで、これまでは戦前・戦後という分け方がなされてきたが、おそらくこれからは、震災前・震災後という分け方がなされるようになるだろうと自分の直感を書きました。そのくらい原発事故を含んだこの大震災は私達日本人の価値観を大きく転換する出来ごとであったと思います。

 

この「小説・震災後」はまさにその私の直感の世界が描かれたものです。我が国の54基の原子力発電所は間もなくすべて停止します。原子力のない世界に対する不安から日本国全体が混乱し再稼働や脱原発といった両極端な議論になっています。一方多くの国民は他人事のように日々の生活に追われています。

 

こんな混沌とした状況の中、未来に向けてこの国の底力を信じていくためにこの本はお薦めです。皆さんぜひ読んでみてください。

 

今日も終日会報配布で訪問したくさんの声を聞かせていただきました。また夜は、地元東坂部町後援会幹事会を開催いただきました。幹事会では、地元要望からガレキの広域処理、議員年金廃止と多岐にわたる多くの声をいただきました。率直に意見交換できる機会はうれしいものです。

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