明治維新の東京遷都の際、京都の町衆はいつ天皇が帰ってきてもいいように人材を育て町を創らなければいけないとの思いで竈(かまど)のある家はすべて「竈金」と呼ばれるお金を出し合い教育に力を入れました。明治2年に日本初の64の地域制小学校「番組小学校」を設立、運営したとのことです。


2年ほど前に京都市立堀川高校のスーパーサイエンススクール(SSH)の取組を視察し「堀川の奇跡」と全国的に注目されている取組を学ばせていただきましたが、その体験、ノウハウを持った人材を他の市立高校に展開し改革の成果を上げているとのことから今日は京都市教育委員会に調査に行ってきました。

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国のSSHやスーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール(SELHi)といった制度をうまく活用し、堀川高校以外にも、中高一貫教育の導入や、教員養成学科である「教育みらい科」を新設した高校や、英語が話せる科学者を育てる「サイエンスコース」を新設した高校や、外国語専門学科を新設した高校などそれぞれの特色を出した取組がなされています。


本県においては、来年度から県独自のSSHやSELHiといった指定を行い学力向上や特色ある教育を実践していくといったことが示されており、京都市の取組を学んできました。


京都では、市民に「竈金」の文化が根付き、いい意味でも悪い意味でも市民の教育に対する関心は非常に高いとのことでした。このことが様々な改革の原動力になっているように感じました。


とにかく最も重要なことは先生と生徒のモチベーションを高めることだということが担当者の方の話から強く伝わってきました。三重の教育を更に飛躍させるには、熱い人材とお金だとあらためて感じました。

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