今日は予算決算常任委員会で平成22年度企業会計決算の審議が始まりました。本県の企業会計とは、水道事業・工業用水事業・電気事業・県立病院事業の4つがあります。


本県では、ブログでも何度か書きましたが、県立病院改革について激しい議論を重ねてきました。今日の病院事業庁の説明を聞いていて、四日市の総合医療センターが独立行政法人化されることにより、総合医療センターから他の県立3病院への貸出金が合計約45億円ありその扱いが大きな課題とのことでした。


これまで、そのような貸出金があることは聞いていましたが、まさか45億円という大きな金額とは私は認識しておらず、今後これを一般会計から埋めることは大きな問題であり議論が必要です。


また、志摩病院を指定管理者に移行するにあたり、職員が退職し身分移管をすることによる退職金が規定+特別加算で支払われることになり、特別加算額だけで4億5千万円とのことでした。


規定額は今後精査してからとのことでしたが、こちらも大きな金額で議論が必要です。私の調査不足ではありますが、あれだけ激しい議論の際には知りえなかった事実が新たに出てくることは問題と思います。


その後、全員協議会で知事から今後の本県の地震対策の説明がありました。津波浸水予想図がこれまでのM8.7からM9.0を想定したものでの速報値が発表されました。


四日市は、最大津波高2.9mで最大波到達時間は177分ですが、熊野市では、最大津波高15.64mで最大波到達時間は14分です。


また、防波堤が地震で崩壊等機能しなかった場合の想定など非常に衝撃的なものでした。県のHPで新しい津波浸水予想図は公表しますのでみなさんの地域をぜひご確認ください。


緊急地震対策行動計画(案)も本日示されました。「生きるために備えよ!!生きるために逃げろ!!」とのサブタイトルがついています。この中身については今後、私たち議員が命がけで議論しなければいけない重要なものです。

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