今日は、朝から諸会合のためいつもより早く登庁しました。その後、定刻から、予算決算常任委員会が開かれ、平成21年度一般会計決算が採決され、認定されました。


お昼に会派総会を挟んで、その後、地域主権調査特別委員会が開かれました。国と地方の協議の場の設置、一括交付金化、国の出先機関廃止といった3点に絞って、今日は委員が自由に発言をしました。


今日痛切に感じたのは、地域主権改革といった国家の仕組を根底から変えることになる大改革の議論をする時は、個々の政治家としての国家観や将来この国の形をどうしたいといったビジョンがないと語れないということです。


私はまだまだ未熟で自分なりの国家観やビジョンを求めて勉強中の所ではありますが、ぼんやりとイメージが出来ています。もちろん、個々によってこれらは違うものであり、それぞれが違ったビジョンを描きながらの議論は中身の濃いものになります。


しかし、政治家としての国家観やビジョンのない人の話を聞くのは中々、苦しいものがあります。残念ながら今日の議論で、このような意見もいくつかありましたので、後は委員長が精査をして取りまとめて論点整理を再度いただくことに期待します。


夜は、四日市JCの事業で、四日市大学の岩崎恭典先生を講師に招き、四日市市長が二年前に掲げたローカルマニフェストの検証事業を行いました。700人以上の市民の方のアンケートや、市議からのアンケートをもとに面白い中身でした。

三重県議会議員 稲垣昭義 オフィシャルブログ「 初心、継続。」Powered by Ameba-四日市JC11月例会
私は、議会人として一つ残念だったのは、市議36名全員にアンケートをお願いした所、9名の市議からしか回答がなかったことです。市政の検証といったことを、特定のイデオロギーや思想に偏っていない市民の団体が取組んでいて、アンケートの協力を求められ、1/4の議員しか回答しない実態には正直がっかりです。


今日の講演は、政治家として今後、首長マニフェストを自分が作る機会になった時のことを考えるといろいろと考えさせられました。自分自身に、いい問題意識が生まれた講演でした。

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