今朝9時から会派総会が開かれ、新県立博物館について議論をしました。当初の見込み通り予定していた1時間で結論が出ることはなく午前中議論は続きました。本当に様々な意見が出ていい議論だったと思います。


県立美術館や斎宮歴史博物館を建設する時は議会としてほとんど資料の提出を求めた形跡もなく特に議論もなかったといった意見も出ていましたが、過去と比較するつもりはありませんが三重県議会は確実に進化していると感じます。


道路などの公共事業には何十億や何百億円を特に深い議論もなく使うのに、文化施設についてのみどうしてこれだけ深い議論をするのかといった意見もありますが、県民の生活との関連性からいうと文化施設はまだまだ遠い所にあるからだと感じます。


結論としては、明日本会議の後、常任委員会を開催し、昨日財政問題調査会から提案いただいた追加検討事項などについて委員協議を行い、改めて執行部に資料を提出いただき議論をすることになりました。


19日の閉会日採決ありきではなく、具体的な将来像などがしっかりと腹に落ち、県民に対して分かりやすい言葉で説明責任を果たすことができるまで徹底的に審議することになります。


新県立博物館はこれまでの箱物抑制の考え方の中で長年、建設に至ってきませんでしたが、今回ゴーサインを出す議決権の重さをあらためて感じます。新県立博物館が動き出したあと、タガが外れ、例えば武道館やスポーツ施設や津城天守閣再建など様々な課題が噴き出してきた時、議会としてどのように対応するのかといった覚悟も必要だと考えます。

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