昨日は、午前中予算決算常任委員会で県政報告書や財政見通しなどの議論が行われました。午後は、生活文化環境森林常任委員会が開かれ、石原産業株式会社の織田社長の参考人招致が行われました。


石原産業㈱の一連の不祥事について質疑が行われました。私は、社内のボーリング調査の結果を受けて環境基準を大幅に超えている問題について、今後地域住民の安全の観点からどのような対応をする予定か、四日市工場長が吉田氏から藤井氏に変わった理由、従業員の士気といったことを中心に質疑しました。


その後、会派で財団法人地方自治総合研究所の高木研究員を講師にお招きして県財政の勉強会を行いました。平成2年から17年間の三重県財政の動向を会派から県地方自治研究センターに調査委託をし、その結果をもとに今後勉強をしていくことになります。


財政は議員としてしっかり頭に入っていなければいけない重要なものですが、非常に複雑で難しく中々理解が深まっていないのが現状です。この機会に会派でしっかり勉強したいと思います。


昨日の勉強会は大枠の話で、1993年から2002年までの10年間で2兆4914億円の膨大な事業が行われ、その内約半分が地方債(借金)のため、現在の財政を圧迫する大きな原因となっているとのことでした。


この10年間の膨大な投資は、三重県だけのことではなく、バブル崩壊後の景気対策として国策で全国的に行われたものであり、政策の大きな誤りであったのではないかと感じます。


県財政がいかに厳しいかといった話を聞くと、新県立博物館や美し国イベントなど大きな予算を伴う事業についてはやめてしまえといった空気になりがちですが、財政が厳しいから何もしないのであれば、知事や議会は必要ないことになります。現実の課題をしっかり把握し次世代にむけてどんなまちを残したいのかといった議会の質が問われているのだと感じます。


夜は、企画員さん達との懇親会でした。企画員とは、各部の議会担当の方たちで非常に優秀な方達ばかりです。毎年この時期恒例の懇親会ですがいい機会です。

ランキング ←最後まで読んでいただきありがとうございます。人気ブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。