只今参議院議員選挙の真っ只中ですが、最近の選挙ではマニフェストという言葉が定着してきたように思います。今回の選挙でも各政党がマニフェストを発表しています。これまでの抽象的な公約で有権者に問いかけるのではなく、具体的な、期限、

財源を明示して有権者に問いかけることは重要だと思います。


地盤、看板、かばんだけで選ばれるのではなく、また、風で選ばれるのではなく、政策で選ばれる選挙に変わっていってほしいものです。しかし、実際に選挙をする者として中々そのように変わらない現実は感じますが、少なくとも、各党が出しているマニフェスト、選挙区の候補者が出している公約は有権者の責任として目を通してもらいたいものです。


マニフェストが定着してきて感じることですが、マニフェストは政権公約と訳されることがあります。自分たちが政権を取った時に何をするかを有権者に示すのがマニフェストであると考えると、過半数以上の候補者を擁立できていない党がマニフェストを発表することに違和感を感じます。


今回の参議院議員選挙でも自民党、民主党以外の少数政党もマニフェストを発表していますが、少数政党の公約を定着してきたマニフェストと分けて考える工夫がいるのではと感じます。ただ、そもそも政権が変わらない参議院議員選挙でマニフェスト選挙をやっていいのかという別の議論もあると思います。


今回の選挙では、マニフェスト選挙のあり方、参議院の存在意義を考えさせられます。


また県議会においても少数政党の公約について考えさせられます。改選後三重県議会では、4年間の任期中に議員一人当たり120万円認められていた海外視察を廃止しました。


このことを共産党が、早速公約を実現したと大々的に書いた広報を配布しています。しかし、実態は、共産党がいない改選前から議論がされており改選後決定しただけのことであり、これを実現するために汗をかいて努力してきた議員が何人かいることを私は知っています。決して共産党ではありません。


この決定は改革を進める三重県議会の進化の一つの形であり、共産党がどうこうした訳ではありません。


私は、改選後共産党の方が二人入られた議会を初めて経験し、正直、議会に共産党の方々は必要だと感じましたし、よく勉強されていると感心もしました。しかし、このよな古い体質で姑息なやり方をやっている現状をみると、何にもしていないのに、選挙の前だけ、何でもかんでも私がやりましたというくだらない政治家と一緒に見えて残念です。


今回の参議院議員選挙もそうですが、政党、政治家、候補者に対する有権者のしっかりとした目が求められます。


昨日までの台風4号は幸い県内には大きな被害が出ていませんが、全国で3人の方がお亡くなりになりました。また本日の新潟の地震では7人の方がお亡くなりになられたと聞いています。心からご冥福をお祈り申し上げます。

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