今日は、登庁し、諸会合、要望対応などを行いました。会合の一つに、議会改革推進会議の役員会がありました。三重県議会は改革先進議会と言われていますし、私たちも様々な場所でそのような話をします。しかし、県民の皆様から見ると47都道府県議会そんなに大きな違いがあるように思われていないのが実情ではないかと思います。何が先進的なのかよくわからないという方も多数みえるのではないでしょうか?


そこで、少し説明しますと、三重県議会では、とにかく議会本来の政策立案能力を高め、知事はじめ執行部とオープンな場で議論が深められる環境をつくるための取組を進めています。例えば、全国ではじめて本会議場に対面演壇方式を導入し、一問一答の議論がしやすい環境を整えました。


また、予算決算の委員会を充実させるため、全議員が参加する予算決算特別委員会を設置し、この委員会では事前通告を廃止しガチンコの議論ができるよう仕組みをつくりました。今年からは、予算決算常任委員会にステップアップします。


昨年には、これまでの議会改革の集大成としての議会基本条例を議員提案で設立致しました。

http://www.dream-21.jp/dream21mail_131.htm (Dreamメール131号参照)


平成16年には、国に対して議会改革特区の申請を行い、地方自治法の不備に対して、三重県議会が様々な提案をして参りました。

http://www.dream-21.jp/dream21mail_89.htm (Dreamメール89号参照)


これらの議会改革を進めてこられたのは、議会の中に、全議員が参加する議会改革推進会議を設置し、岩名会長を中心に様々な議論を深めてきたためです。私は4年間、幹事として議会改革の最前線に入れていただきました。


今日は、改選後初めての議会改革推進会議の役員会が開かれました。新たに、14名の新人と3名の元職の方が県議会に加わっていますので、これまで4年間の取り組みの共有と今後の更なる改革にむけて意思疎通をはかるため、7月に全議員対象の研修(合宿?)を行うことが決まりました。


議会改革自体は、県民になじみの薄いものかもしれません。しかし、これを進めることによって、古い体質の議員や、政策議論のできない議員が議会から去っていく環境をつくることができるのではと思います。政治家が、選挙屋や政治屋ではなく本来の政治家の仕事ができる環境ができると思います。


こんなことを思いながら、議会改革を進めて参ります。