上の記事が指摘しているシーン(20話21分49秒)は、嵐で停電になった際、「予備電源入れる」という趣旨のフィルザの発言を、東条は理解できないのに、Blue@Walkerが分かる場面。編集的にも粒立てられているので、今後何らかの展開であれが伏線だったと分かるシーンかもしれません。ただ自分は、日本語を解さない上司の元で働いたり、海外で技術指導した際に、状況だけで相手の言いたいことが分かったケースが多々あります。


多言語環境下での経験

 母校の大学で、コンピュータ言語の実習のアシスタントのバイトをした際、講師のドイツ人の方の英語があまりに早口すぎて、自分は殆ど聞き取れませんでした。ただ、同じ実習を受けていた事と、講師がホワイトボードで説明するプログラムは120%理解できたので、実習の意図も課題の答えも即座に分かりました。その後、講師からの複数の指示も、英語としては聞き取れませんでしたが、状況で何となく理解し、拙い英語での応えで凌ぎました。講師の方が、学生に対し自分を優秀なアシスタントと言ってくれた場面があり、端から見ると自分が英語がものすごく聞き取れているように誤解されたかもしれません。
 逆に、ベトナムに技術指導に行った際、現地の大学院生が手伝ってくれたのですが、彼等は英語は話せても、日本語は知らない筈なのに、トラブルに対して自分達が日本語で相談していると、現地の院生がその問題を解決するのに必要な道具を必ずと言っていい程、用意したり持ってきてくれました。彼等も状況判断が優れていただけで、日本は介していなかった筈ですが、その場では本当は日本語分かってんじゃないって気もしてました。
 恐らく、VIVANTのスタッフも、本作の制作を通じて、似たような経験をたくさんしている筈です。


才女? うっかり者?

 なので、Blue@Walkerが実は多国語を理解できる才女なのかもしれませんが、単に状況判断に優れた勘が良い女性なのかも知れません。ただ確かなのは、多言語理解がバレるとスパイと疑われるなら、東条にうっかりその片鱗をみせた彼女は、スパイとしては山本より低ランクなのでしょうね。