「乃木=劉」説

  どの時点からかにも依るが、乃木憂助と劉銘軒が実は同一人物という展開は、どんでんの返し方として派手で魅力的。ただ、乃木憂助もしくは劉銘軒のどちらかは実在せず、最初から他方が演じていたという筋は流石に無理っぽい。
 少なくとも入隊以降の素性は、別班に記録されているので組織的に嘘を付いてない限り、「乃木憂助」が全く架空の存在という事はなさそう。シーズン1で、野崎がしつこく調べた乃木の経歴も、公安のエースがまんまと騙されていない限り、大きな齟齬は無さそう。
 一方、前半生が判然としない劉銘軒自体が、乃木が別班の任務として演じた架空の人物という線はあり得なくもない。とは言え、劉が野崎のagentだった時期、乃木は丸菱商事に勤めているので、中国支社等に長期派遣されていないと両立は無理め。更にそんな事実があれば、バルカから帰国した野崎が行った徹底した捜査で、「乃木=劉」と判明出来ていないと、公安のエースの捜査能力が問われる。

 或いは、乃木も劉も実在するが、どこかで劉が別班に捉えられ、その後は乃木が成り済ましている展開もあり得なくはない。劉が宣言した10日より1日早く戻った事と、奪還作戦を乃木の決断で1日早めた事に関連を期待する方も居るが、そもそも奪還作戦は未だ実行前で、救出にも他国への脱出にも成功したか否か分からない時点で、議論するのは早計な気がする。ただ別記事でも強調したが、乃木による成り済ましで生じる違和感に、考察班は気付けても、プロの諜報員の樊林杏は気付けない前提には、無理しか感じない。


「乃木↔劉」説

 乃木の頬の汚し方から、奪還班に居るのは実は劉で、野崎の前には乃木が居る状態に入れ替わっているというトンデモ説もあるみたい。この説が正しい場合、少なくとも乃木と劉はグルで、どこかの時点で協力関係になっていないといけない。
 加えて、入れ替わるメリットがよく分からない。劉がXinxi側の兵の特性を乃木以上に把握していれば、奪還の成功率は上がるかもしれない。一方で、途中でテントのメンバーに入れ替りがバレたら、指揮系統が混乱しそう。劉の成り済まし能力が天才的で、アイドル上がりのノコルじゃ義兄がなりすまされてるのに気付ける筈がないってなら、成立するのかも。あるいは、事前に劉が指揮を執ると皆に明かすやり方もあるが、テントメンバーが直ぐに劉を信用すると思えず、作戦の成功率は寧ろ下がりそう。


(追記) 問題になっている劉の傷っぽい汚しですが、兵士が自分の指で汚す場合、やりやすいから頬に線を引きがちな気はしますが...