1. ハンドサインもバイリンガル?

 野崎の元に10日目に戻った劉銘軒は、乃木憂助の成り済ましという仮説は魅力的だが、ハンドサインの違いは「証拠」としては弱い。何故なら、劉銘軒は北京語と日本語に関しては完璧なバイリンガル。なのでハンドサインも、中華式と日本式、どちらとも使い慣れていて不思議はない。バイリンガルが周りに多い環境で過ごした身としては、英語で会話してた隣席の二人が、ある単語をキッカケに日本語に移行し、数分後再度シームレスに英会話に戻る現場に何度も遭遇した。彼等にも、何となく日本語の方が話しやすい会話と、英語の方がで伝えやすい内容があり、無意識あるいは意識的に切り替えているのたど思う。
 ハンドサインが日本式なら乃木だというなら、北京語を多めに喋ってたら劉で、日本語多めにはなしてら乃木と、疑わなければならなくなる。劉銘軒が日本で生活した実態がなく、日本語を中国のみで習ったというなら、日本式のハンドサインは使えないかもしれないが、劉が日本生まれだと明かされた今、彼に日本式のハンドサインに馴染んでいても、そこまで不思議じゃない。気紛れにハンドサインを使い分けただけで、疑う理由になるのだろうか?
 仮に、劉銘軒が日本式のハンドサインを使うなんて有り得ないとしても、死んだと思われた彼を見つけ出し、Xinxi で子飼いにしてた樊林杏がその異変に気付かぬ事なんて有り得るのだろうか? 樊と乃木がグルなら話は別だけど...  


2. 劉が1日早く戻った意味

 劉が、宣言した10日間より1日早く戻った事を訝しむ声も散見されるが、劉が野崎を精神的に支配する作戦上、必然の行動に思える。


戦術1 劉は絶食で耐えられる以上の期間(e.g. 10日間)、野崎に会えないと宣言
戦術2 実際には劉の命令だが、部下が勝手に野崎を絶食させたと思わせる
戦術3 劉は陰で野崎を監視し、彼が肉体的・精神的に達する限界を探る
戦術4 野崎が死ぬ寸前で現れ、劉だけが彼を心配していると思わせる


劉が10日目でなく9日目に現れたのは、9日目で野崎が限界に達し、10日目まで待ったら本当に死ぬと判断したから。
 実際に野崎が劉に精神的に依存したか否かは分からない。ただ、別班を売ってまで潜入したXinxiで精神的奴隷にされてしまうんなんて、野崎の格(二番手キャラ)にそぐわないので、自分は後に「ドッキリの札を持って現れる」展開を期待しています。一方、ト書き(ナレーション)が依存したと断言しているのは、(後のどんでん返しの為に)今は視聴者にそう思い込んで欲しいからだと思いたいです。


3. 司令はFを知ってて当たり前

 司令が乃木のF人格に言及した際、「何時知った?」と驚いた超ライトな視聴者も居たようですが、AIハヤトは「乃木のF人格の精神構造をベースに構築」したと公式が発表してるのだから、AIの設計方針に了解したであろう司令が、F人格を知らない訳がない。