IQ246、生で見ました。太鳳(ファン)です。

予告トレーラーで気になっていた、織田さんの濃すぎるキャラ作りも、そこまで気にならず、事件ものとして楽しめました。

ただやはり、エラリー・クイーン的な『本格派』ではなく、『古畑任三郎』のように提示されている犯人をいかに追い詰めるかを楽しむ作品でした。

法門寺沙羅駆はシャーロック・ホームズホームズ、和藤奏子はワトソンを意識した名前ですが、沙羅駆のスノッブなしゃべり方はポアロ、容疑者とのやりとりは古畑任三郎っぽかったです。

基本的におしゃれだし、自らおどけ役にはならないので、コロンボやモンクは目指していない感じがしました。


その分、太鳳ちゃんがコメディ・リリーフを担っていました。

『古畑任三郎』における"今泉君"です。

織田・石黒コンビだけでなく、今泉を演じた西村雅彦さんも出演していた『振り返れば奴がいる』(脚本・三谷幸喜)を匂わす台詞もありましたが、世代的に太鳳ちゃんは元ネタを見ていなさそうなのが面白かったです。

体育会系刑事は太鳳ちゃんにぴったりですが、コメディ・リリーフを一身に背負わされるのは、ちょっと可哀相です。

2話目からは、今市・山田コンビがコメディ・リリーフとしてもっと活躍することを期待します。


以外な収穫は、中谷美紀さんがめちゃめちゃ可愛かったことです。

彼女がブレイクした『ケイゾク』では、中谷さんがホームズ役の柴田純で、とても初々しく愛らしい女性を演じていました。

しかし、翌年の『永遠の仔』あたりから、良くいれば凜々しい、悪く言えば凄みがありすぎる役を演じることが多く、ちょっと残念に思っていました。

なので今回の監察医は、少なくとも初回は、愛らしいキャラだったので嬉しかったです。

ただ、ラストでモリアーティ役が『M』と表現されました。

Mで始まる名前が、中谷さん演じる『森本朋美』しか見当たらないので、もしかすると彼女が黒幕なのかもしれません。

『シャーロック・ホームズ』から派生した作品では、ホームズ役とモリアーティ役に、知的ライバルのような扱いをすることが多いので、森本朋美の『沙羅駆の脳に恋した』という台詞も、モリアーティ役であることの伏線かもしれません。

この想像が当たっていると、中谷さんは後半サイコキャラになりそうなので、やっぱり残念です。

なので、『M』がまだ登場していないことを期待します。


いずれせよ、個人的には2話目が期待できる初回でした。

太鳳ちゃんの活躍も堪能できそうなので、毎週録画を予約しました。