エールフランスで遅延に巻き込まれながら帰国しました | 女医の国際精神保健

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嫌な思い出があるエールフランス。
でも、KLMと合併してから結構定刻だし、良い時間帯に飛ぶし、結局結構乗ってるけど大丈夫だし、と油断していました。
今回、ロンドンからの帰国便でやられました。。。

ヒースロー空港からシャルルドゴール空港へ行き、そこから羽田空港への一回乗り換えの便でした。
そもそも、ヒースロー空港のカウンターに客が長蛇の列だなあ、なんでだろう?
と、思いながらゲートへ行きました。
そして、ゲートの入り口もなんだかバタバタしてるなあ、と思いながら飛行機に乗り込みました。
そんでもって、なんだか一向に動く気配なし。

「定刻になりましたが、荷物を積むのに時間がかかっています」と機内放送。
そして、しばし待ちましたが、一向に動く気配なし。
「乗り換え便があるのですが、間に合うのですか?」と乗務員に聞くと、
「分かりません。私たちも情報がありません。パリに到着してから陸上係員に聞いてください。本当に、今日は、いろんなことがうまくいかなくて私も皆も疲れています」と、なんとまあフランスっぽいお返事。お客の困りより、職員の不平って。。。おいおい。。。。

「遅れている便のお乗り替えのお客様を10名ほどお待ちしています」
「システムが混乱し、ダブルブッキングが発生し、解消するまで、離陸できません」
と、続けざまに機内放送なんか問題がたくさんある様子。

ダブルブッキングされたお客さんが「降りてください」と係員に言われて断っています。。
そりゃ、そうだ。。。

これは、相当時間がかかりそうだなあとうんざりした気持ちで機内後ろのお手洗いへ行くと、乗務員の席にお客が二人座ってる。あの台所みたいな空間に。。。
え?ダブルブッキングの解消法の一つ!!??

イライラするけど、これまでのエールフランスのことや欧州での生活で、気は大きく持たないとストレスがたまるってのを学んだ私。
本を読みながら待ちます。。。
なんだか怒鳴ってるフランス人もいます。
こりゃあ、ストレスフルな社会です。。。

その後、どうにかこうにか飛びましたが、1時間以上遅れたので、その日の長距離は全て飛んだ後。。
乗り継ぎ客は全員が、長蛇のカウンターに並び、振替便とホテルと夜ご飯のお弁当とお泊りグッズを受け取ります。
窓口の人同士で必要不必要関わらず相談したり口を挟んだりしながら作業するから非常に時間がかかる。。。フランスってこれ多い。。。美術館の窓口とかもそう。。。
振替便も24時間後ですとニッコリ宣言されて、それは困る!と交渉して12時間後のにしてもらいました。
少し私をアップグレードしてくれたようです。

入国審査をして、しばし待ったのちに、シャトルバスに拾ってもらって、ホテルへ。
シャトルバスに同乗したイギリス人はヨハネスブルグへ会議出席予定だったけど、振り分けられた飛行機だと間に合わないので、帰国することにしたそう。

ホテル到着。
あ!このホテル、前回の遅延の時も泊まった場所。。。
前回は高校の同級生とたまたま会ったんだったわ!

で、ホテルでもまたチェックインのための長蛇の列。。
長蛇の列にイライラした数名が文句の電話をエールフランスにかけたりして。
部屋に入った時は夜中の2時を過ぎていました。。。疲労困憊。。

もらった晩ご飯のお弁当は、缶詰料理という訳で、美味しくもなく。
お泊りグッズに、歯ブラシなどと共に化粧落としやデオドラントが入っているのが、おフランスだなあと妙な感心をしたりして。

翌朝は、念のため1時間以上早めに空港へ向かうこととしました。
で、案の定、空港行きシャトルバスが全然来ない。
来たけど、なんか途中で別のシャトルに乗り換えさせられました。
そして、シャトルバスの運転手同士が口論してる。。

シャトルバスで同乗した人はブラジルへ行く人と前日にロンドンに帰れず翌日に振り返られた人。
どうやら私たちの前の2便はキャンセルになっていたらしい。。。
で、シャトルバスは、ターミナル2に行きましたが、「その先は行き止まりで行けません」とかって、ターミナル1行きの人も皆降ろされました。
空港内でも、バーコード読み取り機が壊れていたり、ゲート表示の画面に出てこない便があったりで、私はゲートを知るのにしばしかかりました。
早めに出て来て本当によかった!

16ユーロ分のクーポンをもらったので、サンドイッチとか購入して、ゲートで大人しく待っていました。
その後、定刻に飛びましたが、前の晩に帰国して翌朝職場に行く予定が、空港から職場に直行しても遅刻ってことになりました。しょんぼり。ご迷惑おかけいたしました。

帰国後に、目にしたニュースがこちら。



エールフランスが大量解雇を発表した当日で、私が空港にいた頃、外では従業員が本社職員に飛びかかっていたらしい。
飛行機が飛んだだけ、まし!?

後日、エールフランスからメールが来ました。
「先日のことは、個人数名によるものであり、会社を代表したものではありません。サービスに支障がなかったのがその証明です。今後ともよろしくお願いいたします」
といった趣旨。
え1?と表紙抜けの私。
イギリス人のダーリンは、そのメールを読んで「こういうメールは個人にあてないといけないのに、Dear Sir/Madamなんて一般的な書き方して怠慢だ。そもそも謝ってもいない。サービスの悪影響を受けた客の立場も全く配慮がない。」とご立腹。「ちゃんと、窓口に不平を申し立てるように」となんともイギリス人な助言をダーリンにもらいました。

そんなこんなで、夜発ということに目がくらんでエールフランスに乗るのは今回が最後かなあ。
予定通りに飛ばないのであれば、夜発も何も意味ないものね。。
次に乗る国際線はどこの会社でしょうかね。そして、どこ行きかな?