「物は考えよう」の使い方が分かります | 女医の国際精神保健

女医の国際精神保健

精神保健および公衆衛生を軸に、韓国、ロンドン、ジュネーブ、ニース、フィジー、赤道ギニア、東京、インド。
他にも、旅行、馬術、音楽、写真などについて記載しています。

私が大好きなTed talk。
先日みつけた素敵な話は  こちら
https://www.ted.com/talks/rory_sutherland_perspective_is_everything
(右下のsubtitlesからJapaneseを選ぶと字幕が出ます)
Rory SutherlandさんのPErspective is everythingです。

ー 技術
ー 経済
ー 心理
の三つが重なったところで、ものが動き、解決したり満足したりするという土台で、「心理」つまり「物の考え方」がもっと強調されるべきで、それをどう使うべきかの話です。

実際の状況や数値より、それをどう捉えるかに働きかけようということ。
「こっちの方が上手そう」「快適」というのは人の感覚的なこと。

同じ7分待つのもいつまで待つの分からないとイライラするけど、分かっていればまあ待てるとか、さまざまなレベルの例が挙がり、話も分かりやすいです。

経営者とかには商売上大切な視点ですが、個人の人生を考えるときにも役に立つ見方だと思います。
経済でいうところのopportunity costとかいろんな要素があるのかも?

公衆衛生や国際保健は、各自の優先課題があって、その中でエビデンスがともなうものを正当かして行いますが、なかなか解決につながっていません。
そして、プロモーションの部分でも「手を洗いましょう。ばい菌でこんなに病気になっちゃうんですよ」というよりも「手を洗いたくなっちゃう」ってが進むんだろうなあと思うのです。