「大統領夫人のプライベート病院の開院式があります。そこへこの国立病院からも代表者を送る予定です」
とボスから。
そんな訳で、院長にくっついて連れて行ってもらいました。
バータの国立病院からモンゴモのプライベート病院までは片道車で4時間。
従って、朝5時出発ー
ちょっと皆ぼーっとしながら、車に乗り込みました。
こんな時、日本だったら、コンビニとかでちょっと何か朝ご飯っぽいこととかできるのにね。
そんな国の方が世界では珍しい。。。
というわけで、誰かのチョコをつまみながら、一気にモンゴモまでゴー。
日が昇ってきて、ちょっと霧だって、キレイ。
6時くらいになると、皆が生活を始めている感じがある!
ちょっとしゃべったり、景色みたり、寝たり、してるうちに到着。
モンゴモは赤道ギニアの東の端の街でガボンの国境に近い。
どうやら大統領の出身地ということで、いろいろお金かけて整備をしているみたいです。
人々の生活の速度を追い越して、石油マネーが入って来た感じで、なんだか人工的にいろいろ大きくて立派です。
ディズニーランド的ななんだか不思議な空間。
ブランチしながら様子を確認。
時間割があってないのが、この国流らしい。
どうやら教会で式典がまだまだ開催中とのことで、ちょっとのんびり目にカフェでくつろいで、人間観察。
大統領ご一行が街にいるからか、警察も軍隊も消防団もなんだか忙しそう。
カフェにも自動小銃をさげた勤務中の人々がサンドイッチとかを買いに来る。
さりげないけど、やっぱり私には見慣れない光景。。
銃もピカピカっていうより、セロテープでところどころ止めてあったりする。
その隣をスーツ着て片手に鶏を鷲掴みにしたおじさんが通ったりする。
そして、そんなキャラの濃い人がいても、特に周囲は気にも留めていない感じ。
本当にいろいろ写真を撮りたいんだけど、まだうまいタイミングが掴めない私。
ちょっと町中をドライブしてスーパーをのぞいてみたりもしました。
スペイン語以外にも、結構フランス語と英語が通じる感じな町中。
バータはスペイン語とところどころフランス語な感じなので、少しいる人の構成が違うのかな?
ぶらぶらしているところに連絡があり、実は式典がもう始まっているかも!
わお!ってことで、皆で病院門前へ急げー。
で、始まっていた。。。
本当は来賓として大統領の後ろの列に着席していなきゃいけなかったらしい。。。
まあ、仕方がないので、次の動きにはちゃんと乗れるようにと、スタンバイをしつつ観客とともに演説を聞きます。
大統領はもっと強面かと思ったら、意外とおだやかな口調で演説をしていました。
それにしても、直射日光下で、暑い!熱い!焼ける!!
ジンバブエ大統領夫人がテープカットをして、モンゴモのグアダルーペ病院が開院しました。
この国唯一のMRI完備の豪華なプライベート病院の開院です。
赤道ギニア大統領夫妻およびジンバブエ大統領夫人に続いて、皆で病院内のツアーです。
大臣も勢揃いです。
赤道ギニア国営放送をときどき観ている私は、何人か大臣の顔を認識して、ちょっと有名人に出会った嬉しさ。
病院横には豪華なテントがたち、そちらが昼食会の会場。
私たちも着席し、いろいろ食べました。
しっかりした食事で色々美味でしたが、私的ハイライトはワニ!
歯のついたアゴがそのまま入っている鍋からよそって。
ワニ皮もついていて。
なかなか美味しかった。
カエルとかよりは肉っぽいけど、牛肉とかみたいに肉っぽくない。
歌や踊りの披露もいろいろありました。
アメリカの曲のカバーもあれば、赤道ギニア(?)な音楽もありました。
とりはブラジルのサンバとカプエラ。
最近赤道ギニアはブラジル物が流行なんだって。
近くでみたり、ボディーガードごしにみたり。
なかなか味のある出し物が満載でした。
やっぱりお姉さんがガンガン踊るのに見入っちゃうのは世界共通。
軍部も大統領もちょー見入っていた☆
この日は女性の日だったので、桃色がかった国旗のケーキも振る舞われました。
大統領や来賓が帰った後は、ケーキは一般人にふるまわれていました。
いやー、なんとも貴重な経験をしました。
国立病院に外国人として勤務している特権かしら?
いろいろなことが凸凹と発展しているこの国。
この病院が大勢の人にとって役に立つ病院になることを祈念しています。
グアダルーペ病院、開院おめでとうございます!