欧州は、一般に低い声が好まれると思います。
というか、高い声は幼く思われ、大人の高い声は多少なりとも不信感や軽蔑感を持って解釈されます。
日本は、高い声が若々しくて可愛いと解釈されることが多いと思います。
これらは、話す言語によるのもかもしれません。
日本語は高い音域を使う言語で、英語やフランス語は低いと思います。
スペイン語はもっと低いような気がします。
同じ人が言語を切り替えて話すときにも感じますし、自分でも感じます。
学生の頃、
「ユーは何語で話してるかで、笑い声の高さまで違うんだねえ」
って言われたことがあります。
これらは感覚的に思ってることですが、実際に言語学的にはどうなのかな?
仕事などの説得力を発揮するべきときにも大事な低い声ですが、ロマンチックな場面でも低い声は男度を上げてくれ、女度を上げてくれると思います。
ちなみに、イギリス発音の英語とフランス語訛りの英語は、米国人男性をメロメロにします。
女性もそうかな?
(他の組み合わせもあるのだと思いますが、私の知る例はこれくらい)
私は、男性も女性も低くて落ち着いた声の人が好きです。
ラジオとか電話から、低くて渋い男性の声が聞こえるのは落ち着きつつワクワクします。
これは、どこから来るのかしら?
小さい時に父親が、
「きゃあきゃあハシャグ声は耳に辛い」
と言っていたことを覚えています。
子供にとって両親はスーパースターズですので、
「お父さんのために、お父さんに好きでいてもらうために、低い声を意識しないと」
と考えていたのは覚えています。
それが今も残っているのかなあ?どこかに。
そして、私自身も高い声を聞くのは苦手です。
そんなこんなで、特に国際社会で話すときに、自分の声が低めで良かったと時折実感しております。
背が小さすぎないことと同じくらい、さりげないけど役に立っていることなのではないかと思います。