カタコンブへ行きました | 女医の国際精神保健

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しばらく気になっていたカタコンブ
今回のパリ滞在中にゴ~。
フランス人友人君をお誘い☆
「9時30分くらいに行けば、最初の群で入場できてあまり待たなくて済むらしいよ」
と彼。
それに従い待ち合わせ。
が、私が遅刻。。。
連絡したので、彼を一人で待たせることはありませんでしたが、二人で列に一時間並ぶことに。。。
ごめん!!!

やっと入り。
オーディオガイドも借りました。

女医の国際精神保健Global Mental Health

お~。雰囲気ある~。


女医の国際精神保健Global Mental Health

むかーし、むかしは、パリは海の底だったようで、貝などが発掘されることもあるそう。

オーディオガイドはいろいろ説明が上手です。
どうやら、ルーブル美術館などなどの石の建物を建てるために石材が大量に必要だったパリは地下を掘りまくった様子。
つまりパリの地下は空洞だらけ。
地面が陥没することが度々おこり、支柱を入れるなどの工事が行われるようになったとのこと。
それでも、現代でも庭が陥没したとかいう話を聞くと友人君談。
(あまりのことに、私がちゃんと話を理解したか、何度も友人君に尋ねちゃったよ。。)


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こんなのも地下に作られています。

そして、土葬をしていたパリは死体を埋める場所がその内なくなってしまったそうです。
しかも、衛生状態も悪く、地下貯蔵の食物に影響したり、人の健康にも影響を及ぼすようになりました。
そんなこんなで、石材を切り出した地下に骨を埋めるようになりました。
(これもにわかに信じがたく、私、確認しまくり)


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頭蓋骨や大腿骨が、ずらーり。


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ずーっと続きます。

私は、祖母の祖母から受け継がれる骸骨型の指輪をしています。
「骸骨同士で対話が始まったりして?」
と、ちょっと想像してみましたが、何も起きませんでした(←あたりまえ)

こんな不思議な空間は1700年代後半に、訪問されたり、展示に使われたりし始めたようです。
当初は特権階級がコンサートに使ったり。
1900年代後半には一般公開されるようになったようです。
(階級制がなくなって良かった~。一般人の可能性が全く異なるもの!)

いろいろ不思議な感じで、狐につままれた感じな空間です。
そんな話をしていると、友人君は実は「すごい怖いなあ」と思いながら地下を通っていたみたい。
「え?気が進まないなら他の計画立てたのに。気づかずにゴメン。。。」
彼はノーと言えないフランス人だったようです。


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出口はこんな普通な外観。
何がどんなところにつながっているか分からないものねえ。


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お土産屋は結構ポップな物もあります♪

いやあ、ここを訪ねてからルーブル美術館たちを見る目が変わりました。
この豪華絢爛はあそこから来たのねえ。
あそこにはあれがあるのねえ。
不思議な感じです。