フィジーでのお給料(チェック、換金、海外送金) | 女医の国際精神保健

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2009年3月末で、常勤職(大学病院医師)を離れました。
2009年7月末までは、非常勤の仕事をしていました。
2009年8月からのロンドン進学から、2010年9月からのWHOインターンは奨学金と貯金(と円高)に支えられました。
(お祝い金をくれた方々、本当にありがとうございます)
2010年年末の帰国時に、少し非常勤職(当直など)をしました。
2011年1月からのフランス語語学留学は、貯金に支えられました。

というわけで、2011年3月からのこのフィジー大学でのコンサルタント業務は、久しぶりの有給!

1、交通費(私の場合、ロンドンからスバとスバから日本への航空券)
2、フィジー滞在中の医療保険は大学が加入
3、日当340フィジードル
が約束されました。
(コンサルタント料金が別に支払われる場合もあり、もっともっとキャリアを積んでる方々は凄い額をもらっている場合もある模様です)

1は、自分で購入し、フィジー到着後に払い戻しがありました。
3は、月に一回まとめて支払い。
両方ともチェックで払われるので、銀行で換金です。
(5000ドル以上のチェックの換金は、雇用証明、身分証明が必要です。)

いろいろチェックをもらっちゃったなあと思っていたら
「直接自国の口座に振り込むこともできるので、お申し付けください」
と秘書さん。
おっと、、、、もう少し早く知りたかったです。
という訳で、そこからは日本の自分の口座へ大学から振り込んでもらいました。

が、手持ちでは不安な量の現金が残りました。
ANZ銀行(オーストラリア資本の銀行)へ行ったら「送金は、こちらに口座をお持ちの方のみのサービスです」
westpac銀行(ニュージーランド資本の銀行)へ行ったら「口座がなくとも送金可能ですが、reserve bank(日本銀行のフィジー版)からの許可が必要です」
というわけで、reserve bankへ行くと「え?移民するんですか?」と驚かれた後、「1万ドル以上は税金を支払った証明が必要です」
で、その証明をもらうのに、とても日数がかかります。
そこから、またreserve bankの送金許可の証明を待ってってしていたら、私の帰国には間に合いません。
大学に相談に行きました。
いろいろ駆使した結果、大学のコンサルタント給与支払い用の口座から私の口座へ送金してもらうことになりました。
また、現金を外貨に換金するのも「口座がないと換金できません」か「パスポートと航空券を提示してください」といわれ、航空券にいくら換金したか書き込まれます。
持ち出し可能な金額が厳しい国の現状を体感しました。
日本も70年代くらいまではそうだったのかな?祖父や父に海外へ仕事や勉強に行くのに厄介だったと聞いたことがあります。
ちなみに、今回、このために、半日と半日と数時間かかりました。。。
たらい回しっぷりにも途上国の現状を実感しました。
助けてくれた方々ありがとございました。

ちなみに、2011年6月からのWHO勤務も有給です。(当たり前ですね)
こちらは、米ドルで支払われ、受け取りは米ドルでも現地通貨(私の場合はスイスフラン)でも受け取れる仕組み。
さすがにチェック支給ではなく、銀行振込。
ドル安は当分続きそうなので、ドルー円で考えるのは辞めておきます。。
米ドルースイスフランの換算に振り回されうる2年間になりそうです。
ちなみに、スイスや日本の税金はかかりません。