70代女性、糖尿病で治療中です。 ご夫妻で通院していただいていて、お二人とも大変元気です。
今日のHbA1c は7.5%と、前回より0.2%上昇していました。
「納豆はダメでした。」
「ん!?納豆食べてたの?」
「そうなのよ、朝、一パック食べると、一日血糖の吸収が穏やかになるって言ってた。」
「そうなんだ。でも残念、かえってあがっちゃったね。」
「うーん。」
「納豆好きなの?」
「全然。がんばって食べてた。」
「そうか、試してみるのは大切だと思うよ。特に納豆は体に悪いわけないからね。でも、うまくいかなかったら、もうやめてもいいと思うよ。」
「そうよねぇ。」
あれがいいこれがいい、あれが悪いこれが悪い。こう言う話は受けがいいせいか、あらゆるところで目にすると思います。
ただ特に、万人にとって「良いこと」は存在しないと思います。その成分が「足りない」場合には、プラスに働きますが、成分が「足りている」場合には、変化がないか、かえって多くなりすぎて悪さをすることになります。
大切なのは、やみくもになんでも信じない事だと思います。なにか自分の生活に取り入れた場合には、必ず前後の変化をしっかりと把握する。可能な限り検査結果などの数字で、きちんとチェックするのが大切だと思います。