おぅ! | のだま(野球)カンタービレ

おぅ!

「さっきまで山崎武司さんが来てたよ。震災後、ウチに名古屋のエビ煎餅とか送ってくれて、あんな優しい人、いないよね。色々退団する時の話を聞いたけど、ありゃ無いよね。仙台にいるより名古屋で必要とされる方が絶対いいと思う」

学生時代からの友人の女医さんが山崎武司選手と懇意にしており、退団直後に彼女の病院にいらしたと。

今更その時の内容を蒸し返しても仕方ない 。

でも話を聞けば聞くほどあんまりだ。

私のKスタへの足が遠のいたのはこの頃から。

タケシさんと私と女医さんの3人で仙台で食事をする予定も吹っ飛んだ。

今は全く楽天野球に興味は無く、たまにラジオでやっていてもライオンズやマリーンズの中継に切り替えちゃう。

でもこの日は別。

会議の帰り、車のラジオをつけると9回ウラ。

連打された青山がマウンド上。

代打 山崎武司。

今までになくギラギラしていた。

山崎武司の目には青山なんて写っていない。

星野監督を打球でぶち抜く事しか考えてなかった。

結果はご存知の通り。

私はクルマの中で快哉を叫び、少し胸のつかえが無くなった。

私が望むのは…

楽天球団 山崎武司監督。