内村賢介・赤星憲広 | のだま(野球)カンタービレ

内村賢介・赤星憲広

時は遡り


2003.9.15 甲子園球場。


阪神対広島。


セキトバさんはTV観戦してました。


勝てば阪神は優勝までマジック1。


9回裏。


赤星憲広、ライトオーバーのサヨナラヒット。

星野監督、赤星を抱きしめ、頭をぐしゃぐしゃに撫で回す。


西日に照らされた歓喜の阪神甲子園球場。


その後、マジック対象チームのヤクルトが敗退したため、阪神優勝が決まりました。


◇◆◇


赤星憲広、野村克也監督時代に阪神入団、足は速いが小兵でパワーが無く、使えないだろうとの下馬評。


野村監督、


「代走から始めよう。ヤツは使える」


それからの活躍はご存知の通り。



そして


内村賢介。


やはり野村監督時代に楽天入団。


「転がせ、とにかく塁に出ろ」


メキメキと頭角を現し…


その後の活躍は やはり皆さんご存知。


で、


星野監督の内村への言葉…


「お前は赤星になれ」


それからは かなり目をかけてもらいました。


魔法のような守備。


しつこいバッティング。


油断したらすぐ走られる。


高須洋介からセカンドを奪い、このまま定着か…


好事魔多し…


2012シーズン、内村は極端な打撃不振に陥ります。

打てなければ塁にも出れず、盗塁もできない。

代走、守備固めの毎日。


赤星になれなかった内村に無情のトレード通告。


今年は最低でもCS出場しなければいけない我が楽天。


時は待ってくれませんでした。


星野監督は赤星のように ここぞ、という時に期待に応えて欲しかったのでしょう。


2003年の赤星のように、内村を抱きしめる瞬間を望んでいたのでしょう。


まだまだ内村は26歳。

栄光への道に必要なトレードだった。


そう思いましょう。


◇◆◇


日ハムに負けてしまい、何やってんだ!の意見多数。


いや、今のチーム力で4連勝は頑張った。


日ハムだって強い。


ここはぐっと堪えて温かい応援を!