夜と朝の間に…
怒涛の更新です。
こんな時間にナニ?
って感じ。
家族も寝静まって一人TVみるのも飽きた頃…
深夜のエアポケットのような時間帯。
なんか、物哀しい気分になる事、ありません?
そんな時のプチ家出。
そっと着替えてそっと扉を閉めて…
夜中の街をポテポテ歩く。
街灯に照らされながらいつもの消防署を通り過ぎ、細い路地。
青葉通りを横切って右方向。
晩翠通りをゆっくり歩き、広瀬通りの交差点。
どしよっかな、少しオナカ空いたな。
牛丼屋にこそっと入る。
疲れたお客、数人。
ごっそさんね。
仙台の繁華街、国分町を通って帰る。
そかそか、土曜日だったんだな。
雑踏、カン高い笑い声、客引き、酔っ払い…
すり抜けるように歩く。
熱帯魚の群れのような女のコ達。
海の底で揺れ泳いでる。
私も群れの一部となり、何にも考えずただ歩く。
客待ちのタクシーの列を抜け、国分町から出る。
暗く、静かな路地に入るとバイクのエンジンを掛ける音。
キュルルッ!ズドドッ!
ポッと赤いテールランプが灯る。
ハーレー・ダビッドソンの傍らに佇む女のコ。
銀のジェットヘルに黒のダブルの革ジャン。
目が合った。
「どーもぉ」
「あ、どーもねぇ」
それだけ。
俺らの頃、バイク乗りの女のコ、たくさんいたよなぁ…
みんな、今ナニしてんだろ。
暫くしてから背後でハーレーのエンジン音が高まり、遠くへと消えていく。
さっきの消防署。
見上げると闇に沈んでいた空がうっすらと群青色。
夜明けが早くなったな。
そっと家の鍵を開け、プチ家出終了。
やっと
気持ちが
落ち着いた。
ストレスフルな一週間だったもんなぁ。
写真…
夜と朝の間に沈む青葉山、です。