野球とは関係ない話。
ただ今発熱中のセキトバですっ!
早く寝ちゃえばいいのに。
いつも2時頃に寝るので全然眠くない。
気まぐれに更新でもしようかと思う今日この頃です。
えー、
先週の金曜日、石巻市まで行ってきました。
ウチのクリニックから120㌔、クルマで2時間半くらい。
単に友人とメシでも…って感じ。
仕事を終えると…
「あら、センセ、お出かけ?」
看護士のNさん。
「うん、沿岸沿いに走れば9時には着くかな?」
「えー、夜の海沿いの道、怖いですよぉ。たくさん人が死んだ場所だしねぇ、真っ暗だし。ホラ、出ちゃいますよ~、あー怖わ」
幽霊のマネをしながら脅かすNさん。
なんと不謹慎な…
思いません?
いいのです。これで。
Nさんも大切な人を失いました。
冗談の裏側のたくさんの涙、慟哭。
彼女なりに自分の心に「オトシマエ」をつけた結果の冗談です。
何も知らない人がこの会話を聞いたら さぞ不謹慎な…と思う事でしょう。
でも、これでイイのです。
さて、石巻に到着。
学生時代からの友人であるAちゃんと焼肉屋。
キレッキレのカミソリ頭脳を持つ女医さん。
どちらかと言えばボーッとしているセキトバさん。
ボケとツッコミ、恋愛感情も無く遠慮も無いハングリーな激会話を遮ったのは
「閉店です」
あら、もうすぐ日が変わる時間…
「またねぇ♪」
はい、気をつけて運転しなければ…
対向車も少ない真っ暗な海沿いの道をひたすら走る。
ハイビームに浮かび上がるアスファルト。
その道の両側は
何も無い。
カーブにさしかかると…
ヘッドライトが荒野をぐるりと照らす。
たくさんの民家、深夜営業のお店、ガソリンスタンド…
あったものが全て無い。
被災者である自分が
あらためて驚くくらい、
なにも無い。
たくさんの命…
みんな、どこに行ってしまったのか。
胸を締め付けられながら車を走らせる。
Aちゃんも大変だったんだよな。
被災地真っ只中で女医さん一人で獅子奮迅の働きをしたと聞いた。
男の私はあの悲しい出来事に気持ち的に立ち止まってしまう事が多い。
Nさん、Aちゃん。
やはり女性のほうがしっかりしてるな。
気持ちの持って行き方が本能的に男とは違っているんだろうな。
写真…
行きのまだ明るい時間帯に撮りました。
陸前高田市の中学校です。
一気に3階まで津波にぶち抜かれた建物がまだそのまま。
あらためて
忘れてはいけない。
そう思いつつ…
風邪で熱が出ているセキトバさん。
明日の外来まで復活しなければ…
でも まだ眠くないんだよなぁ…