クリムゾン・グローリー♪ | のだま(野球)カンタービレ

クリムゾン・グローリー♪


深夜ラジオを聞いていたら薔薇のお話。


薔薇、男性は名前で選ぶ事が多いそうです。

イングリッド・バーグマンとか…

女性は名前より雰囲気。

しかもカッチリとした色より滲んだ感じを無意識に好むようです。

あとは茎と葉。


男性はあまりこだわらない。


女性は小さいつや消しのバランスの良い葉を選ぶようですね。


ふぅん…


月に70~80種類もの新種が造られているのだとか…

そういえばねぇ。

セキトバさんは1種類だけ気に入った薔薇がありました。


CORTINA (コルティナ)です。

セキトバさんが幼稚園の頃ですから すんごい昔。


夏休みだったのか、お隣りさんちに同じ年頃の外国人の女の子が遊びに来ていました。

ほんの数日の滞在だったと思います。

フワフワの煙るような金髪に蒼い目。


「コルティナちゃんていうんだって」


お人形さんのようなコルティナちゃんを前にポカーンと立ちつくしていたセキトバ少年でした。


今でも妙にハッキリと覚えている。


時は流れ…


19歳となったセキトバさん。


大学浪人ぶっこく無責任生活。


初めてお付き合いした女性の誕生日。


「薔薇の花を贈るんだっ!(^O^)/」


新宿伊勢丹の薔薇専門店へ。


種類が多くてどれにしよう?


花屋にいる事からして落ち着かないし…


と…


薄いオレンジの可愛い小さな薔薇が目に入りました。


「CORTINA」


ん?


コルティナ?


何だっけ?


瞬間、フラッシュバックした淡い記憶。



これにしよっ!(^O^)


って…


た、高いっ!(>_<)


「あのー、一本だけでもいいですか?」


黒い小さな花瓶に挿してもらい、細長い箱にオレンジのリボン。


花なんて買った事の無いセキトバさん、大汗をかきました。


高架を走る総武線。


コルティナが一輪入った箱を抱えたセキトバさん。


ボーッと流れゆく風景を見ておりました。


古い記憶を手繰りながら…



さてさてもう一つ。


赤い薔薇は19世紀に初めて造られたそうです。


それまでは白~ピンクが圧倒的に多かったそうです。


意外ですね。


初の赤い薔薇。


その名も…


クリムゾン・グローリー。


ドイツ産だそうです。

いい名前ですねぇ。


グローリー~栄光。


我がクリムゾンレッド軍団にも栄光を(^O^)/

おいっ!


何だよっ!


ここまで読ませてこのオチかよ、


まぁ、そう言わず…


夜と朝の間のこの時間…


単なる暇つぶし程度と思ってください。