森福允彦投手。
話題としては古いですが…
4/5 対ソフトバンク3回戦。
6ー7で負けちゃった試合です。
森福允彦投手に牛耳られましたねぇ。
あの左腕をすっと上げてダランと落とす仕草…
私は映画「白鯨(MobyーDick)」を思い出しました。
◆◇◆
Moby-Dickとあだ名される白いマッコウクジラ。
片足を食いちぎられ、義足を履いた捕鯨船船長、エイハブ。
その狂気の復讐心に感化された乗組員達…
白鯨~Moby-Dickを仕留めるべく、捕鯨船ビークォッド号は帆に風を受けます。
その帆柱にぼうっと光るセントエルモスファイア…
それは吉兆なのか悪夢の始まりなのか…
数年の航海の末、ついにMoby-Dickと出会います。
始まる死闘…
モリを振りかざし、Moby-Dickに突っ掛かる小船達。
エイハブ船長がモリを打ち込みロープを掴んで白鯨の体によじ登る…
何度もモリを突き立てるも致命傷とはならず、白鯨はエイハブもろとも海中に消えてしまいます…
浮上した時、白鯨の背中にはロープに絡め取られ、絶命したエイハブ船長。
Moby-Dickはゆっくりと巨体を揺らします。
ダランと下がったエイハブの腕も揺れ始めます…
「オイデ・オイデ…」
あたかも手招きする様に…
「船長が呼んでいる!」
狂気の中でいきり立ち、突っ込む他の小船達。
全て血祭りにあげられてしまう…
最後に捕鯨船ビークォッド号を体当たりで沈めた白鯨。
エイハブ船長の骸と共に海の中へと消えていきます…
◆◇◇◆
話を森福に戻しましょう。
森福、体は小さいものの、自分のペースに相手を引き込む不思議な力があります。
シダックス出身、つまりノムさん直系…
背番号もノムさんと同じ19。
「お前がプロで生き残るためにはな…」
ノムさんに受けた薫陶を守り、マウンドに立つ。
すっと上げられた左腕、その指先にはセントエルモスファイア。
ランナーが出るとしつこい程の牽制球。
ランナーを殺すためではなく、バッターを自分の土俵へ引きずり込むための牽制。
少しずつバッターのリズムは狂い始めます。
最初から決まっていたかのような凡退…
まるでモリを打たれるも致命傷まで至らぬ白鯨がゆっくりと船員達を料理するように。
「さあ、おいで」
振りかざした左腕がバッターを誘う…
対ソフトバンク8回裏、6ー7の1点ビハインド。
攻撃していたのは楽天打撃陣ではなく、森福だったような気がします。
首をかしげつつ凡退する内村。1塁から動けぬ聖澤。
そして森福の背中にノムさんの影を見た気がしたのは幻か…
◆◇◆
とりとめのない文ですが。
森福のあの動作、「どっかで見た気がするんだけど…」
ずっと考えていました。
映画の一場面だったのですね。
スポーツニュースの画面を妙に納得しつつ眺めていたセキトバさんでした。
4/5 対ソフトバンク3回戦。
6ー7で負けちゃった試合です。
森福允彦投手に牛耳られましたねぇ。
あの左腕をすっと上げてダランと落とす仕草…
私は映画「白鯨(MobyーDick)」を思い出しました。
◆◇◆
Moby-Dickとあだ名される白いマッコウクジラ。
片足を食いちぎられ、義足を履いた捕鯨船船長、エイハブ。
その狂気の復讐心に感化された乗組員達…
白鯨~Moby-Dickを仕留めるべく、捕鯨船ビークォッド号は帆に風を受けます。
その帆柱にぼうっと光るセントエルモスファイア…
それは吉兆なのか悪夢の始まりなのか…
数年の航海の末、ついにMoby-Dickと出会います。
始まる死闘…
モリを振りかざし、Moby-Dickに突っ掛かる小船達。
エイハブ船長がモリを打ち込みロープを掴んで白鯨の体によじ登る…
何度もモリを突き立てるも致命傷とはならず、白鯨はエイハブもろとも海中に消えてしまいます…
浮上した時、白鯨の背中にはロープに絡め取られ、絶命したエイハブ船長。
Moby-Dickはゆっくりと巨体を揺らします。
ダランと下がったエイハブの腕も揺れ始めます…
「オイデ・オイデ…」
あたかも手招きする様に…
「船長が呼んでいる!」
狂気の中でいきり立ち、突っ込む他の小船達。
全て血祭りにあげられてしまう…
最後に捕鯨船ビークォッド号を体当たりで沈めた白鯨。
エイハブ船長の骸と共に海の中へと消えていきます…
◆◇◇◆
話を森福に戻しましょう。
森福、体は小さいものの、自分のペースに相手を引き込む不思議な力があります。
シダックス出身、つまりノムさん直系…
背番号もノムさんと同じ19。
「お前がプロで生き残るためにはな…」
ノムさんに受けた薫陶を守り、マウンドに立つ。
すっと上げられた左腕、その指先にはセントエルモスファイア。
ランナーが出るとしつこい程の牽制球。
ランナーを殺すためではなく、バッターを自分の土俵へ引きずり込むための牽制。
少しずつバッターのリズムは狂い始めます。
最初から決まっていたかのような凡退…
まるでモリを打たれるも致命傷まで至らぬ白鯨がゆっくりと船員達を料理するように。
「さあ、おいで」
振りかざした左腕がバッターを誘う…
対ソフトバンク8回裏、6ー7の1点ビハインド。
攻撃していたのは楽天打撃陣ではなく、森福だったような気がします。
首をかしげつつ凡退する内村。1塁から動けぬ聖澤。
そして森福の背中にノムさんの影を見た気がしたのは幻か…
◆◇◆
とりとめのない文ですが。
森福のあの動作、「どっかで見た気がするんだけど…」
ずっと考えていました。
映画の一場面だったのですね。
スポーツニュースの画面を妙に納得しつつ眺めていたセキトバさんでした。