嗚呼、北海道警…
どもっ!

セキトバですっ!

梅雨入りしましたねぇ。
チャリトレは中止となってしまいました。
大体週2~3回、夜に15キロ程走ってます。
次は金曜の夜かな?
それまで八木ユニ、しまっとこ。
さて…
先ほどコンビニに行ってきました。
○ァミリーマートに行くためには瓦礫の中を通らねばならず、ヘッドライトに浮かぶ廃墟を見ると現実に引き戻されます。
携帯が鳴り、ウインカーを出し、左に寄せて停車しました。
小学校からの友人でした。
一時アル中になり、店も潰してしまい、荒れた生活を送ってました。
断酒に成功し、今では仙台市内で2軒のマッサージ店を繁盛させるまで復活した男です。
積もる話も多く、すっかり話し込んでしまいました。
と、
対向車線をゆっくりとパトカーが近づいてきます。
すれ違う時は歩くのと変わらない位スピードを落として…
北海道警…
うーん、昨日ならダルT着てたのに…
そらそうですね。
何も無い真っ暗な瓦礫の中にポツンとクルマが止まってれば気になりますよね。
ミラーでPCを追っていると…
Uターンして戻ってきちゃった!
あちゃー、
ワタシのVitzにピタリと付け、PCのドアが開く…
しばし、黙っていると…
「なに?どしたの?」
友人が携帯の向こうで不思議がる。
「うん。お巡りさんが来た。ちょっと待っててね」
「はぁ?」
運転席のドアをコンコンされる前に窓を開ける。
「こんばんは。警察です。どうしました?」
まだ若いお巡りさん。
携帯が鳴り、クルマを止めて話をしていた事を告げる。
「そうでしたか。こんな場所でクルマを止めて…何かトラブルでもあったかと思い、声をお掛けしました。」
あくまでも丁寧。
北海道特有の訛りも無い。
年配のお巡りさんも降りてきてお巡りさん同士でヒソヒソ話…
「何?電話?話してるとこ、確認した?あっそ。一応免許証だけ確認しといて。」
「スミマせんねー。キマリなもんで免許証の確認を…」
免許証を渡しながら
「こんな時間まで大変ですねぇ、北海道からでしょ?」
「そうなんですよー、向こうから来ると勝手がわからなくてねぇ…大変ですよぉ」
「ふぅん…」
まさかファイターズは今年も強いですね、とも言えず、
ましてや大阪府警のPCのシフトを聞く訳にもいかず…
お巡りさんから免許証を受け取ると、
「ハイッ!ずっとクルマを止めていると後ろから追突される可能性もあるので電話が終わったらすぐ移動をっ!」
ハイハイわかりました。
うーん、
こんな形でのコミュニケーションになるとは…
ゆっくり遠ざかる回転灯を見ながら…
携帯を取り、
「職質されちった。」
「ウン、聞こえてた。そっちは大変なんだな。」
夜逃げ同然にこの町を飛び出し、仙台で再起したその友人…
彼が去った後、人手に渡ったお店と住居は津波に襲われ…
深く溜息をつきながら彼が言う。
「人生、わかんねぇもんだな。」
「うん。」
「時間ができたら会おうぜ、オレ、アルコール止めたからコーヒーでも飲もうや。」
「うん。」
電話を切り、仕事場へと戻るセキトバさんでした。
大阪府警も標準語なのだろうか?
「何してはりますの?こんなトコ、クルマ止めたらあかんて。 おっ!ええユニ、着てるやん、縦縞の。 ま、気張ってや~、ワシら、忙しいさかいにな、ホナ、さいなら~」
んな訳ない、ない。