コッツウォルズより、こんにちは~!!
このお話は、夏休みの前のお話なのですが・・・
”はりねずみ”って、見たことありますか?
英国では、”ヘッジホッグ”と呼ばれています。
ヘッジ=生垣 ホッグ=ブタ・・・生垣のブタ・・・という意味です。
はりねずみ といいますが、本当は、モグラの仲間なのだそうです。
英国の絵本などには、よく登場する動物で、
ガーデンを荒らすでもなく、とても優しい、悪さをしないかわいいキャラクターとして、
知られています。
そのヘッジホッグ・・・はりねずみが、家の庭の地下の倉庫のあるところの穴の中に、
ごろっと、丸まって、いたのです!!!
(私も実は実際に見るの初めてでした~・・・・・ちくちくのボールみたいね)
このはりねずみちゃんが、困ったことに、なんだか動きが鈍いし、
どうも弱っている様子。
もちろん、娘は、飼う気、満々!!
写真の、はりねずみちゃんの周りに転がっているピーナッツも、
娘が調べてみた、はりねずみの食べ物のリストに載っていたものらしい・・・。
絵本に出てくる通り、かわいらしいんだけれど、
なにせ、針がチクチクしそうで、サボテンみたいだから、
抱っこも出来ないの。
(すごく、するどくて、硬い針なのです!)
最初に見つけた時には、地下倉庫のところにある、通気口のところに丸まっていて、
全然動かないものだから、
大きなスコップですくうようにして、芝生の上に出してみました。
それでも動かないから、
結局、庭の隅の陰のような、落ち葉がたくさん固まっているような場所に移動。
(やはり、えさは、ピーナッツ・・・・)
そうして、数時間様子を見ていたら、
全然動く様子がなかったのに、急に、体をもぞもぞと動かし始めたのです。
(娘は、かなりの興奮状態!!・・・・自分のピーナッツと水で、元気になったと思ったらしい・・・)
でも、どうも元気になったようにも思えず。
結局、村にある"動物レスキューセンター”に連れて行くことにしました。
(なんだか、都合よくレスキューセンターが家の村になぜか、あるのです。ほんとなのよ~~。
結構、このあたりでは有名な、怪我したり、病気になった飼い主の居ない動物を助けてくれる場所なのです。)
スタッフの方は、すぐに、応急処置をするので・・・と、はりねずみちゃんを
奥の処置室に連れて行ってしまいました。
これが、私たちの(・・・数時間でも一緒にいて、特に娘にとっては、大事な私のハリネズミちゃんになってた)
はりねずみちゃんを見た最後でした。
ごめん、ごめん・・・違うの、元気になって、自然に帰ったそうです。
レスキューセンターは、自然に生きている動物たちが、また元気に自然に戻れるように
してあげる場所なので、
私たちはその橋渡しをしたまでのことで、
電話で状況などを聞くことはできますが、
会いに行ったり、返してもらったりは出来ないのです。
あとで、スタッフの方に聞いたところ、
あの、もぞもぞとした体の動きは、脱水症状を起こしている動きだったそう。
体を冷たい地面にこすり付けて、少しでも水分も体に入れようとする行動だそうです。
レスキューセンタから帰って来て、娘が次にとった行動は・・・・・
最後にはりねずみちゃんがいた場所に、お墓を作っていたので、
「はりねずみはちゃんとまだ生きているのよ。」って言っても聞かず、
家から遠くに行ってしまったという意味のお墓、なのだそうです。
(はりねずみちゃんとのさようならの儀式には、私も参加させられました・・・・・)
はりねずみちゃん、元気になってよかったね
ぽち、
ぽち、 と、応援よろしくねっ。
(今、どのへんの順位にいるのか、ちょっと恐ろしいですが・・・・)