「イノベーション」
こんにちは! 一橋大学起業部の上村です!
12月ですね。 もう冬が始まりました。
東京の冬は雪が降らないので、雪国育ちの僕からするとちょっと寂しいような気がしないでもないですが 笑
ところで先日、僕のゼミの先生である米倉誠一郎先生の紹介で日本イノベーター大賞授賞式に参加してきました。 日本イノベーター大賞とは日経BPが主催して、その年の革新的な製品・サービスに送られます。 米倉先生はその審査も行っていたので、僕たちゼミに所属する学生も観覧しに行くことが出来ました。
今年の大賞は「絶対に外れないナット」です! ハードロック工業という大阪に本社があるナット製造の会社のナットは東京スカイツリーや新幹線にも使用されているのですが、あの東日本大震災の際に一本たりとも緩むことがなく、その製造力の高さが評価され、大賞を受賞しました。
これってすごいですよね。あれだけの大地震があったのにも関わらず何万本というナットが一つも緩まなかったのは本当に素晴らしい技術です。
その他にも世界最速の計算速度を誇るスーパーコンピュータの、富士通の「京」やサッカー女子ワールドカップで優勝した、なでしこジャパンなどが優秀賞を受賞しました。
今回の授賞式でも実感したのですが、日本には優れた技術をもった企業が大企業、中小に関わらず多く存在します。 世界シェアNo.1の会社だってたくさんあります。
しかし、ゼミの米倉先生は日本の企業は全般的にマネジメントやマーケティング戦略が弱いと仰っていました。 優れた技術を持っていながらそれを最大限に活かしきれていないと。
これはもったいないと思います。
そうなってくれば、僕たち文系が引っ張っていくしかないと思いました。 優れた技術をどう世界に売り込んでいくのか、どうやって世界で競争していくのかきっちり戦略を立てていくのが文系の役目だと思います。
文系・理系という分け方が正しいかどうかは別にして、今の日本の現状的にいわゆる文系の学生はイノベーションというものに関して少し、別の世界のことのように捉えている部分があると思います。
でも、優れた技術・イノベーションがあってもしっかりとマネジメントできなければビジネスとして成り立たせていくのは難しい。 そこで適材適所で上手く個々の強みを活かしていくことが大切なのだと、改めて感じました。
イノベーションをどんどん起こして日本経済を発展させるためにも、自分たち自身の「強み」をしっかり確立し、伸ばしていきたいですね。 自戒の念も込めて、、、
それでは、今日はこの辺で。 最後まで読んでいただきありがとうございました。
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