雪の日のドラマ | Non Mysterious

雪の日のドラマ

ちょっと前の話しになるんだけど、生まれて初めて大雪に閉じ込められそうに
なった。

しかもそれがスペインでのことで、人生は、やはりドラマになるのかも?
なんていまだからこそ落ち着いて書けるんだけど。

以前、ほんの少しの油断から首絞め強盗に遭って、意識がもうろうとしながら
「なるほど、死ぬときってこんなかんじ?」みたいな経験もある。

そういうひとなので、雪で足留めとなっても「この場面は、シナリオで使える!」
とメモするのは、ごく自然な行動。

ところが、車中のスペイン人たちは、ざわめき始め、車内は、騒然となってくる。

ま、それも予想通りの彼らの反応なので、こちらは、すでに雪のドラマの
アラスジなんぞをメモリながら、周囲の会話から情報も収集。

なんてことをやっていたので、なんだかわくわくしてきて、いっそこのまま
雪に閉じ込められてしまったらどういう展開になるんだろう?

と考えたり、そういう場合に備えて宿泊設備なんて考えてないだろうから、
この近辺の24時間営業のカフェテリアで過ごすことになるのかも?

などと周囲のひとたちが聞いたらフラチな想像をどんどん膨らませていた
ので、隣の席のひとが見たら、なんでこいつニヤニヤしてるんだ?

とおもわれそうだが、幸い、彼らは疲れて寝てしまっている。

最初は、家族や友人に携帯で、「おーい、今、雪で動けないんだ~」と
連絡して、はしゃいでいた彼ら。

こちらは、こんな雪くらいどうってことないさ、いざとなったらすぐ横に24時間
カフェテリアもあるし、なんて構えている。

ラッキーだったのは、高速に入る前に通行止めになったことで、そうなると
車内に閉じ込められるので、乗客たちはもっと騒いだはず。

ということで、雪のおかげでミステリーの新作ができてしまったという
お話でした。