娘の学校の給食を担当してくれているかたが
現在、しばらくお休みをとっている。
フランスの学校では
ランチの他に
10時と16時におやつもでる。
朝のおやつはフルーツとかだけど
16時のおやつはケーキを焼いたりもしていて
調理実習のような感じで、時々
子どもたちは一緒におやつを作ったりしている。
それから
ランチは
前菜、メイン、デザートの順番で出るらしい。
その響きだけでいい感じ。
こちらにきて5年の間に
何度かシェフの交代があったけれど
このシェフの料理を娘は一番好きだったようなので
まさか、やめちゃうのかなあ、、、と
ちょっと心配になった。
そこで先生に聞いてみたら
「やめてないわよ、ちょっと長く休んでるだけなの」
とのお答えだった。
どのくらい休むのかは未定だという。
その理由は・・・
妊活。
え!
妊活でそんなに長期で休んでしまうの。
いつ戻ってくるのかわからない上に
妊娠できたら、また戻ってこなくなるのでは・・・
と色々考えてしまう私。
これまでで一番いいシェフだったのにー!
もちろん、本人にとっては
とても大事なことなのだと思うけれど
毎回こういう感覚にびっくりさせられてしまう。
でも改めて考えてみると、
そういう事情を尊重してくれるこの学校って
ものすごく素晴らしい。
自分の人生にとって
ものすごく重要なことをしているのだから
仕事なんてどうでもいいのは
当然のことだと思う。
こんなにも自分を最優先させることが
普通に受け入れてもらえるって
ありがたいことだ。
そういえば、
以前いたシェフは、男性だったのだけれど
奥様が流産されてしまい
やっぱりしばらく仕事を休んだことがある。
1週間程度だと思っていたら、
なんとまさかの1ヶ月のお休み。
奥さん、そんなにも重症なのかしらと思っていたら
その1ヶ月のお休み中、しょっちゅう
二人で手を繋いでお散歩をしていた。
小さい村だし、簡単に見つかりますよ。
って、二人は悪びれてもいないし、別に隠れてもいなかったんだけど。
彼らの子どもたちは二人、普通に学校に来ていた。
流産で、最初は体のケアも必要だったかもしれないし
悲しんでいたのはすごーくよくわかるんだけど
そのために夫が1ヶ月お休みして
でも子どもたち二人は普通に学校に来ていて・・・
1ヶ月なので、代わりのシェフが見つからず
ボランティアの保護者たちが
順番でランチを作ってくれていた。
それでも1ヶ月ちゃんと休んでしまえる、
そんな感覚が、私には全く理解できなかった。
フランス語ができないため
ママ友パパ友たちが、どんな噂話しているのかも知らないし
英語ができるファミ友と話をしていても
こういう噂話や愚痴っぽいものが一切出てこないし
私も特に聞こうとしてこなかったので
謎のまま。
実際にはみんなどう思っていたんでしょ。
それでも、フランス人だから
それも人生でしょって感じで流している気はする。
でもこういう時
自分のケアのための必要性を
ちゃんと主張できるって
素晴らしいことだなと思ったりもする。
そしてそれを受け入れてくれる校長先生も
やっぱり素敵だなあと思う。
今回のシェフは、期間が未定ということもあり
代わりのシェフを探して来てもらっている。
この条件でよく見つけたなあと思う。
(あんまり美味しくないらしいけど)
校長先生からは一切、不満気な顔が見られない。
フランス人は、それも人生とは言いつつも
まあまあ文句はちゃんというイメージもあるので
私が知らないところで
色々文句を言う親だっているとは思うんだけどね。
何にしても、
こういう話を聞くと
もっと自分を大切にしてもいいのかも
と思わせてくれる。
自分を最優先させて
丸一日お休みをとってみる・・・
そんな日を私も今度過ごしてみようかな。
今日もお読みくださりありがとうございました!

