嫌いな人がいるけれど、
その人と縁を切るのは正しいのか？
これは人間関係の学びなので、ここでちゃんと相手を
受け入れるべきなのか？
というご質問をいただきました。
これは、ケースバイケースですので、
どちらがいいか、とスパッと答えられないのですが・・・
実はつい先日、
「嫌いな人と一緒にいるとエネルギーが下がるから
離婚する必要があっても切るべき」
というレクチャーをされている人と
「嫌いな人を愛することこそが、新しい視点を得るための方法」
というような真逆のレクチャーを聞いたのです。
個人的には、嫌いな人との関係性の学びを
大切にしていますし
嫌いな人を、スパスパっと切っていくことは
問題解決なようでいて
本当の解決にはならないとも思っています。
でも時に、関係性を続けることをやめるという
選択が必要なときもあるとも思っています。
ということで、切るか、嫌いな人を愛するのか。
その二つについて私が思うことを書いてみたいと思います。
もう嫌だ！と思っても、
家族や仕事などで、毎日顔を合わせる必要があり、
憎さだけでなく、愛情も入り混じるようなこともあったり、
簡単に関係を切れない時もあるでしょう。
そういう時は
「愛を持って相手を見たい」という姿勢で
相手から逃げない練習をさせてもらうといいと思います。
これが「嫌いな人を愛すること」ではないかなと思います。
嫌いな人を好きにならなくてもいいんです。
仲良くなれなくてもいいと思います。
でも
愛を持って相手の本当の姿を見たいと願うのです。
私たちはみんなエゴのストーリーの中で生きていますから、
本当の相手を見ていません。
その相手を真に見たいと願い、
その真実を見ることができることを
愛することだと私は思っています。
それができると
目の前に広がるストーリーは確実に変わります。
愛を体験できるのですから。
これが「嫌いな人」が私たちに与えてくれる
最高の学びであり、
素晴らしい体験ですよね。
でもこれを
誰に対してもやらなくちゃいけないと思うと
大変なことでしょう。
エゴのストーリーのレベルでいうならば
切る必要がある時だってあると思います。
それはそれぞれの個人の思いがあると思うので、
どういう時に切ってもいいとかは
はっきりとは言えないのですが、
これ以上は無理という線を超えた時は
離れてもいいのではないかなと思います。
学びの点で言っても、
家族や仕事などで、
なかなか離れられない「嫌いな人」
で十分に学べるわけですから、
離れても大丈夫な人に固執する必要もないと思うのです。
もちろんできるのであれば
誰にとってもこの学びができるのが理想ではありますが。
エゴエゴストーリーの中にいると
いつの間にか
我慢して、耐えて、自分が傷ついても無理して・・・
なんてことも起きたりしますから
これ以上無理だな、と思う場合は
無理なんだから無理せずに。
でもそれでも、
ただ切ればいいってわけでもないと思っています。
その関係で、傷ついたと思っている自分がいたり
相手に対する怒りや悲しみなどもあったりしますよね。
相手のせいにして終わらせるのではなく、
自分の責任として自分の傷をちゃんと癒してあげてほしいし、
相手の本当の姿を見たいと願うことも
忘れてはいけないです。
私も、過去に、ほんの少しだけれど
これ以上は無理だなと思い、
お別れさせてもらった方もいます。
本当に無理だと思ったから。
とは言え、私の場合は
あまりにもひどいことを何度も言われていたくらいなので、
相手も私とつながり続けることは望んでいなかったと思いますが・・・
そういう時、
そうすることしか選べなかった自分を許し
相手の幸せを願うのです。
その結果、もしかしたら縁が戻ってくることもあります。
でも、そうならなくてもいいと思います。
目的は「好きになること、仲良くなること」ではなく
愛を学ぶことだから。
仮に相手とうまくいかなかったとしても
相手の本当の姿が見えなかった自分を許し
記憶の中でも相手の本来の姿を見たいと願う。
真実を見たいと願う。
そういう意味では、
どのやり方でも
「嫌いな人を愛する」学びには変わりはないと思います。
どんな人も私の一部。
私たちはみんな繋がっている。
でもエゴの私たちはうまく繋がれない。
だから、表面的なストーリーでうまくできない時には
イメージの中で繋がってみたらいいのではないかなと思います。
今目の前にある関係性に愛を向ける。
うまくできなかった相手にも愛を向ける。
そんな
エゴエゴな自分を許してあげたいですね。
今日もお読みくださりありがとうございました。
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