みなさま、
家が決まってよかった!!と暖かい言葉をありがとうございました。

でもしかーし!
これでは終わらなかったという。ガーン

 

 

しかも、

ホーリースピリットにお願いしてから決まったのだから、

大丈夫!と思っていたのに。


チーズ工場に決めたのは、前回のブログの2日前。
そしてブログをアップしたその日の夜、
次なる事実がやってきたのです・・・


それは、

予定していた

リフォームのための床材料などが、予定通りに手に入れられなくなってしまったということ。

夫が自分でやればもちろん安く済むわけだけれど、
でも、材料費はかかり、
それをもともとお安く手に入れられるはずだったので、手入れはしなくちゃいけないけれど、
まあ悪くないよね、ってことだったわけ。


材料を買うとなると、リフォーム自体がお金がかかることになってしまう。
何しろ私が希望していたのは、全フロアの張り替えですから。

 

 

軽くショックを受けつつも、

でも、もうここに決めたし、仕方ないね、、、と自分を励ましていると
夫が一言。
「アートコミュニティのほうにしたほうが良さそうだよね」


えええええ、私の心をまた迷わすのか。


というか、私の心、こんなにもまだ決まってなかったのか!!


 

でも、、、サラに申し訳ないじゃん。

正直私が一番思っていたのはこれ。
こんなによくしてくれていたのに。


大体、チーズ工場も、書類を提出してから

全然返事がなくて、
ダメなのかなあと思っていると、
サラが聞いてくれたりして、この話自体をサラが進めてくれていたから。

 

 

「サラはわかってくれると思うよ」

と夫もいうので、
もう一度、チーズ工場とアートコミュニティで悩み始める私たち。

 


きっと、普通のフランス人は、靴を履いて部屋に住むから、

あまり気にしないで、この賃貸物件に住むのかもしれない。
前の住人も普通に住んでたわけだし。


でも、私は日本人ですよ!!
靴を脱がずに家に入ることはぜーったいできないの。


今のGiteだって、ここに来た日に

一人で納得いくまで、床を拭き続けて、靴なしで住めるようにし、
誰も靴履いたままで侵入させないようにしているくらいだもの。




最初にチーズ工場を見に行った時、
「ここはない」と即思ったのは、何よりもこの床が理由。

ここの床は、
今まで住んできた海外のいろんな家のどこよりも、
ダントツで汚かったから。


床がきれいにならなくては、私はこの家には住めないのよ!!!

 

 

この田舎に来てすごく思ったことなんだけど。
フランスの人たち、

靴を脱いで家の中に入る人もいれば、

靴のまま入る人もいて、
どっちかに統一すれば!?

 

靴脱ぐのね、と思って、靴を脱いでお邪魔した家で、

次に来る人が靴のままで歩き回るため、

私の靴下まで汚れてしまう。

 

なんで平気なの、なんで、なんで。


子どもを産んでから、より思うようになったんだけど、
家の中靴生活の人はさ、
赤ちゃんがハイハイしたり、あんよの頃って、どうしてるの!?


私の欧米の友だちは、基本みんな、家の中で靴脱ぐ派だったので
この辺の真実がわからない。

 

 

 

写真は子供達と夕焼け。泥だらけの自然の中で遊ぶので、靴は泥だらけ、車もすぐ汚れる

 

 

 

 

 

 

チーズ工場とアートコミュニティ。再び振り出しに戻った私たち。

悩んでいても仕方ないし、
とにかく考えよう。


だって、アートコミュニティも断っちゃったし、

今のこのGite(ホリデーハウス)だって、いつまでいられるかわからないじゃない?



ということで、まずはGiteオーナーに、いつまでいられるか聞きにいく。

1月末まではいいわよ、というお返事。

2月以降から、予約を入れているとのこと。
そこまで見越してくださっていたなんてありがたい・・・
ロックダウンがあけたら、喜び勇んで出かけそうなフランス人も多そうなのに。


そしてアートコミュニティにも連絡。
こんなにいい話だし、もう誰かに紹介していたら、決まってる可能性だってあるし。

すると、お断りしていたはずなのに、
そうは受け取っていなかったようで
「大丈夫ですよ。(私たちの答えを)しばらく待つって言ったでしょ」とのこと。

 

そして、
「昨日色々正式に決まったんだけど、入居可能日も1月中旬から下旬あたりになると思うよ」

とのこと。
いろんな手続きがあって、土地を購入しても、すぐに家に入れない決まりがあるらしいので

2月と言われていたけれど、話が進んでいるので、早くなったとのこと。


さらに、ここでわかったのが、

夫がここで仕事をすることになると、家賃が、めちゃくちゃ安くなるとのこと。
え、この間言われたのと金額違う?

チーズ工場よりも安いんだけど。
しかも、キッチンで使う必要最低限の設備は買い揃えてくれるし、

ネット工事も全部してくれるとのこと。

 

 

チーズ工場は、前の住人に強引に説得されてしまい、
まあ、使うものだから、と彼らのいらない家具を買い取っていたのだけれど、

その中に、暖炉は入っていないため、
暖炉まで購入する必要があった。



だから、チーズ工場は、リフォームやら必要最低限の設備も揃えると、
1年単位で考えると、アートコミュニティの高い家賃を払うのと同じことになってしまう。
同じくらいならまだ仕方ないとも思えるかもしれないけれど、

アートコミュニティの家賃が、びっくりする安さに変わったため、
チーズ工場の方が断然高くついてしまう。
それに、自分の家でもないところをリフォームするのもね・・・
 

 

夫の仕事も、最終的にはこちらにシフトしていくことができると考えると、
やっぱりアートコミュニティだよね。

写真を見てみると、やっぱりきれい。
実物は見てないけれど、多分、いや絶対、こっちのほうが、

私はすっきり気持ちよく住めるはず。

 

20代の頃は、いろんな場所に住めたけれど、
年齢と共に、

私は、絶対にきれいなところがいい!!!と思うようになってしまったから。
 



もしかしたら工事でうるさくなるかもしれないし、
不特定多数の人が来るかもしれないし、
いろんなイベントで賑やかになってしまうかもしれないけれど、
悪いふうに考えるのではなく、その流れの中に自分たちも入っていると考えることもできるし、
2、3年経って、それこそ嫌になったら、次を探せばいいわけだし。

 

 

 

そして、やっぱり気になるのは、サラ。


そっか、私、サラに断りたくなかったんだな。
だから、チーズ工場に決められたときほっとしてたんだ。


でも、仕方ない。
サラも、あのきれいな家の中を見たら、きっとわかってくれるはず・・・


そしてサラにメールをし、
その後、お花とワインを持って、家族でお詫びに行った。(ロックダウン中ですが)
サラは残念に思いつつも、
理解してくれて、ついでに、夫に自分の家の屋根の修理を頼んでいた。
(それで済むのならよかった!いっぱい修理しろ、夫)


チーズ工場は、

見た目だけはすごく可愛い。

そして、中に入ったときに、一つだけ良かったこと。
日当たりの良さ。
私は日の光が大好き。
あの光がすごくいいなーと思ったんだよな。

 


サラの隣に住めることもいいなと思ってたけれど、
屋根の修理頼んでくれるし、きっと私たちはまだつながっていられる。

それを心配していたのよね、私。

 

 

 

自然に任せて決める、というのは、

誰かに決めさせることではない。
私は恐れからサラに決めてもらっていた感じ。


でも大きな流れをちゃんと感じてみたら、
急いで答えを出すのではなく、
全て必要な情報を得て、そこで感じることから決めれば良かっただけだったんだ。
人に対して申し訳ないと思ったとしても、
そんなところから決めてはいけない。




そんなわけで、
いろんな罪悪感や後味の悪さもしながら、
ようやく、ようやく、家を決めました。

 

奇跡のコースの先生のけいこさんから一言

「私たちを守るものは、車でもない、家でもない、という素晴らしい体験を学んでますねー」

はい学びました!(多分)


アートコミュニティの方に、日本から荷物を送りたいから、

住所を教えてほしいとお願いしておいたので、
サラの家から戻るとメールが来ていた。


住所は「美しい地平線」を意味する場所。


これから、いい日の光が当たってくれるかもしれない。

「ホライズン」で終われるのなら、

このブログの最後にふさわしいわよね。


これで終わってよね、本当に終わってよね、もう次の展開いらないからね!!!!


今日もお読みくださりありがとうございました。

引越しまで先ですが、今のGiteを楽しみたいと思います!