最近、上野千鶴子さんの

東大入学式の祝辞についての記事を

いくつか読む機会があった。

(彼女の祝辞についてはこちらをご覧下さい。)

 


女性側からの意見、
そして男性側からの意見。


私は女性だし、上野さんの言葉には
うんうん、うなづけるところもたくさんあった。


留学をすることを決めた時、
親戚のおばあさんからは
「女のくせにそこまでする必要はない」
と言われたこともあるし、
独身時代の飲み会などでは、
海外の大学院まで出たことや
変わった肩書きの仕事をしていることを隠すこともあった。


OLとして初めて会社に入った時、
「中野さんは女の子だから、お給料は
最初に提示したものではなくて、もう少し下がるからね」
と言われたこともあった。

「女のくせに生意気だ」という言葉を
平気で言う社員もいた。


私のワークを受けてくださっている方の
7割以上、性的な被害にあっていると思う。


いろんな場面で、
女性たちはまだ弱い立場にあるし、
能力があることをあまり見せられない感じがする。



だから私も
男だったら、もっと楽だったのになーと
思うことはたくさんあった。


婚活だってそうよね。
女性が年齢を重ねることは
ネガティブにとらえられやすいけれど、
男性はそこまでではないし。




私の友人で
体の大変大きな白人男性がいる。
彼は頭もいいし、見た目も美しいし、
最強な感じがするんだけれど、
それでも
その見た目ゆえに困ることもあるらしい。



そうなのかな。
以前
前世療法をやった時、
ある南の島の強い男だった過去世が見えてきたことがある。
その時の私は、
弱さを理解できずに、
自分の体が基準で全ての物事を考えていたため、
その結果、
妻と子供を苦しめることになったようだった。
 

 

ちょうど私が、

割とハードな演劇トレーニングを受けていて、

気力はあるけれど、

体力がついていかなかったり、

力強さが足りなくて、悔しい思いをしていた頃。

 

 

でもその過去世を見ることで、

今世では、
体が大きくない、そして力もない
日本の女性になることを選んだみたいなのだと思うことができた。

だから

男性のほうがやっぱり強いんだよな、と思えてしまう。

 

 

 

でも確かに、
男性は、
「弱い」女性を大切にすることが、ある程度は当たり前の社会になって、
肩身の狭い思いをすることだってあるし、
男性が弱さを見せることができにくい社会のままで
あることも、問題だという意見もある。

 



私の友人のような男性だと、
何かにつけ
みんなを守る役回りに立たされることも多い。





だから、
男性とか女性とか
そういう
ステレオタイプや、
社会が求めるジェンダーロールに縛られない
私たちにならなくちゃいけないんだな、と思う。


確かに、
いまだに女性たちの中には
「仕事したくないから、結婚したい」
とか平気で言っちゃって、
「弱者」の立場を大いに利用してる人もいるわけだし。


実は男性のほうが精神的には
傷を負っているかもしれないとしたら、
女性だって、男性を守ってあげる必要はあるのよね。


お互いが
お互いを、できる形で
サポートし合うのが
結婚なんだと思う。


だから
子どもたちには
どうでもいいステレオタイプが
なくなっていくといいなーと思う。


女の子はピンク、
男の子はブルーとか。

 



子どもは好きなものを好きなように
選んでいくのだから、
それを大切にしてあげなくちゃね。


娘の幼稚園に、
いつも娘と一緒に
おままごとをしたり工作をしたりしている
男の子がいる。
彼は赤ちゃんの人形をあやしたり
一般的に女の子が好むような遊びをしている。

 



それを、女の子みたいと言うのではなく、
「彼らしい」と言えるのが、
いい社会なんだろうなーと思うの。



でもその前に、
私たち大人が気づくべきことは、

男性も
女性も、
違う理由で
とても傷ついていて、
それを癒してほしいと
願っているのではないかな、ということ。



だから自分を癒しながら、
相手の中にある
傷を癒してあげられるような
関係を持てることが
私たちの次のステップになるのではないかな。




今日もお読みくださりありがとうございました!