先日、知人が亡くなりました。
同じドラマを仕事にしていて、
彼は、主に「被抑圧者の演劇」のボアールのワークを
日本で紹介していた貴重な存在です。
私が仲間とやっていた
「ドラマセラピー・フェスティバル」を初めて開催した時に
講師として参加していただいたことからのご縁。
ボアールに興味がある、という連絡がくれば、
彼を紹介したり、
私もボアールのことを調べたくなると
彼のウェブサイトを見たり、と、
ドラマを仕事とする大切な仲間の一人でした。
滅多に会えなかったけれど、
私の中のドラマ関係人では重要な場所にいた人です。
癌を患っていたことは知っていました。
フェイスブックでも見ていたし、
回復していた頃、私のワークショップに来てくれたことがありました。
「え、きてくれたの!?だって、私のワーク受ける必要ないでしょ!?」
と恐縮しつつ、参加してくれている暖かい彼の存在は
とても嬉しいものでした。
確か回復してきたからちょっと自分のためにきてみたよって感じだったかな。
フェイスブックを見ていたら
目に飛び込んできた訃報のお知らせ。
何よりも驚いたのは、
病状が悪化しても、
最後の最後まで
ドラマワークを続けていたこと。
フェイスブックで、本人もギリギリまで
発信し続けていました。
本当に、この仕事を大切にしてきたんだな、
ボアールの素晴らしいワークを
彼自身も引き継ぎ、それを日本に育てていたんだなーと
感動しました。
彼は、文字通り、死ぬまでこの仕事をやっていたんですね。
彼にとっての天職だったから。
早すぎる死ですし、
もしかしたらもっとドラマをやっていきたかったかもしれないけれど、
自分の人生を全うされたのだなあと
しみじみ思っていました。
死ぬまでやっていられる仕事があるのって
幸せなことですよね。
私も、そんな風に仕事を見つけられたことを
ありがたく思います。
そして、日本のドラマワークにとって重要な存在を失ってしまったことを
悲しく思います。
ここまでドラマを深く愛し、
そして人のためにドラマをやってきた彼を
尊敬します。
ドラマのワークって
人への愛がなくちゃできないのよね。
ドラマはとっても楽しくて、
でも深く心に染み込むもの。
ドラマワークを扱うためには、
自分を開くこと、
人と繋がることを
リーダーができなくてはいけません。
ドラマワークってとても素晴らしいものです。
ドラマセラピーというよりも
ドラマワークそのものがもっと教育や福祉の現場で
使われるようになっていくことで、
ドラマセラピーもその価値がよりわかってもらえるようになると
私は思っています。
ドラマワーク、やってみたい人は是非日本中の
どこかでやっているドラマワークに参加してみてくださいね。
好きとか嫌いとか、
苦手とかうまくできそうもないとか、
そういうのは関係なく、
一度飛び込んでみてほしいなと思います。
ドラマワークは、
私たちを「本当に自分」に戻してくれる最高の場所です。
そこに行くから、
本当に好きなものや人生で願うものが見えてくるのではないかなと思います。
私の生徒さんの一人が言ってくれました。
「私、ドラマセラピーを受けて、初めて、これが好きなんだって気づいたの!」
そして、ドラマワークを仕事にしてみたい方は、
ぜひ挑戦してほしいな!!!と思います。
そういう人が増えないと、ドラマの認知度は上がらないから。
日本にドラマワークがもっと広がりますように。
まっちゃんのご冥福をお祈りします。
天国で、ボアールに会ってきてね。
今日もお読みくださりありがとうございました。
