ポーランドから戻った後、

私は茅ヶ崎に住んでいたことがあります。

 

新築のアパートに引っ越しして、

荷ほどきをしていた時に、

ピンポーンとドアのチャイムがったので、出てみると、

そこにいたのは

換気扇のレンジフードのカバーのセールスの方。

 

この新築のアパートの住人の皆様にセールスをしているらしく、

最後の入居者の私のところにもきたという説明だった。

 

 

レンジフードにカバーをしないと

換気扇が汚れてしまって、

アパートを出る時に汚れてると、

クリーニング代がかかりますよ、

だからレンジフードカバーをお勧めしますよ、

いや、買わなくてもいいんだけどね、

今なら1万円安くしますよ。

お得ですよね、

買っといたほうがいいですよ。

 

みたいな話をしだした。

 

 

なぜか覚えていないのだけど、

その男は、

最初から

どんどん部屋に入ってきていた。

 

 

管理会社から頼まれてきたんだという説明をして、

換気扇のことなんだけれど、

ちょっといいですか?

って言って、入ってきたんだと思う。

私も何か工事で必要なのかしら、なんて思っちゃったのね。

 

 

久々の日本での一人暮らしで、

私は面食らっていたのか、

この男のペースに飲まれてしまったみたい。

なんでそんな怪しい人をキッチンまで

入れてしまったのか、あの時の自分がよくわからない。

 

 

 

なんにしても、

その男は、

いますぐにここで1万円出して、本当は2万円のその商品を買えと

迫ってくる。

管理会社も認めているという。

 

 

「え、ほかの住人の方も、あなたから買ったんですか?

と聞いてみると。

 

「いやー。これだから日本人は困るよね。

みんなが買ったんなら、買うって考え。

ダメだよ、みんながどうとか考えてちゃ」

 

 

普段私が、クライエントさんにいうようなことを

言ってくる。

でも、35歳を過ぎて一人でポーランドに移住してしまった私の方が、

お前なんかよりも

日本人らしくはないはずだ。

 

 

 

 

なんだかバカにされた感じで、

ムッとくる。

 

 

 

だいたい

この怪しい人を信じて、皆さん本当に買うという選択をしてしまったのだろうかという

純粋な疑問から聞いたのよ。

 

みんなが買うなら買うわ、という精神は

私にはないんだよ。

 

 

意味が違うんだ!

 

 

 

確かに、

カバーがあったほうが、換気扇も汚れなくて良さそうだ。

でも、安くしてくれても1万円。そしてカバーの上にさらにカバーをする

専用の紙製のカバーも1年分で1万円。

結局2万円。

急いで、ネットでレンジフードカバーの金額を調べたい私だったが、

「今すぐに決断しろ」と迫ってくる。

うーん、うーん、どうしよう。

絶対安くないはず。でも本当に、この人から買ったほうが安いのかな。

 

 

私は基本、真剣に話してくる人の話を、

真剣に信じてしまう傾向があるから、

怪しいと思いつつ、

本当なのかもしれない、と考えていた。

 

 

そんなことを考えているうちに、

なぜなのか、貧血になってしまった。

 

 

もともと貧血気味なほうなんだけど、

顔が真っ白になって、立ってもいられなくなるのは滅多にないこと。

 

 

「すみません。ちょっと貧血になってしまったので、

一旦帰っていただけますか?

カバーは欲しいと思いますので、すぐに連絡しますから」

と言って、帰ってもらうことにした。

 

 

男も

「え、大丈夫ですか!?」とあわてている。

彼も、本当に人が真っ白な顔をして立ってもいられない状態になったのを

見たのが初めてだとのこと。

 

 

そんなわけで無事に帰っていただき、

なぜか貧血もすぐにおさまったので、

隣の中華料理屋で、レバニラを買って、

早速ネットで情報を見てみると。

 

同じものを2000円で手に入れられることがわかる。

専用紙カバーは、100円ショップのものでもいいみたいだ。

 

 

 

そんなわけで、

換気扇をきれいに保てる方法を学び、

その商品を激安で手にれることができた私。

 

 

私の体はちゃんと答えを知っていて、

迷う私を救ってくれたんだなあ。

 

 

こういう風に、私にとって必要なことを

宇宙が体を通してメッセージをくれていることに気付けるのは、

とても嬉しい。

 

こういう出来事自体が、

「守っているよ」というメッセージにもなるし、

このブログのネタにもなったしね。

 

 

今日もお読みくださりありがとうございました。