こんにちは。ドラマセラピストの中野左知子です。

ドラマセラピーやカウンセリングに
来てくれているクライアントさんが
大変な状況にあるとき、
私はお祈りをします。

お祈りをすることが、
せめて私ができる
数少ないことのひとつだと思うのです。


「祈り」という映画もありましたが、
アメリカでは、すでに祈りを医療の中に取り入れる研究が進み、
実際に実践段階にはいっているそうです。
お祈りによって、難しい病が治ったという報告が
いくつもされています。


誰かが誰かのことを思うこと。
その行為が、
見えないところで働いて、
影響を与えるような気がします。

 

 

ずっと前のことですが、

わたしが担当していたあるドラマセラピーグループに、
深く傷ついていて、
それゆえに怒りを抱え込み、
周りに攻撃的な態度をとってしまう人たちが来ていました。


彼らは、私のセッションに慣れ始め、
その怒りが出せるようにはなりました。
でも、なかなか人を信頼できず、
毒をはくことしかできない彼らを、
私はどのようにサポートするべきかを悩みました。



大学院で一緒に学んだ友人であり心理療法、芸術療法の同僚たちと、
当時、ピアスーパービジョンをしていたので、
このグループのためだけに、
色々と一緒に考えてもらったことがあります。


そして
そのピアスーパービジョンを終えてからの
最初のセッションで、
何かが変わっていることに、
私は気づきました。


言葉では、
うまく説明はできないけれど、
私と彼らの間に新しい絆が芽生え始めているように感じられました。


相変わらず、怒りは出てくるし、
攻撃的な態度も見られます。
でも私にはかれらの中にある
「苦しみを乗り越えるだけの強さ」
「怖れずに誰かとつながる勇気」
が少しずつ生まれているように見えました。

ピアスーパービジョンで、
時間をかけて、
真剣に
彼らのことを思っていたことが、
伝わったのでしょうか。

そんな気がしました。


お祈り、誰かのことを思うこと。

それが人をつないでくれていることを、
日常生活では、
忘れてしまいがちです。
こんなに簡単にできるのに、
本当はパワフルな、
お祈り。

大切にしたいなと思います。

今日もお読みいいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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トーシャ・シルバーの本もセミナーも大好きです。