こんにちは。
ドラマセラピストの中野左知子です。
ブログへのご訪問ありがとうございます。
私の本を読み、
「結婚を邪魔する心理的障害」があると気づいたけれど、
親への怒りを感じたり、
過去の恋愛の傷をまた見つめるのは、とてもしんどい。
どうしても、自分の過去を癒さないと結婚できないんですか?
ということを聞かれることが時々あります。
もしも、
自分のことをある程度好きでいて、
自分は幸せになっていい、と思えていて
相手から愛される価値のある存在だと思えているのなら、
過去のことをいちいち見る必要はないと思います。
でも恋愛しても
例えば
相手に嫌われないように顔色を伺いたくなってしまったり、
いつか去られてしまうと不安になっていたり、
自分が幸せになれるはずなんかないと思い込んでいたり、
そもそも、「私なんかを好きになってもらうなんて、申し訳ない」
(これ、私がずっと持っていた思い込みです)
なんて思ってしまうのであれば、
それらは
「結婚を邪魔する心理的障害」ですし、
その根っこは、おそらく過去にあるのだろうから
その過去を癒してあげる方が、結局は早道だと思うんです。
私は子供の頃から、
気が強かったけれど、それは自信のなさの裏返しでしかなく、
自分のことなんて、大嫌いでした。
自分のことを好きになってくれる人なんていないと思っていました。
だから、そんな自分が子供なんて、両親はかわいそうだなあと
思うことさえありました。
そしてその子供の自分は、
ずっと私の中で成長できないまま存在していました。
いわゆる、インナーチャイルドですね。
これが、私の恋愛がうまくいかない原因になっていたわけです。
そんなインナーチャイルドを癒すために、
私は、イメージの中で、
自分を責めたり、怒っていたり、
傷ついて泣いていたり、悲しんでいた瞬間の自分を何度も訪れ、
その度に、
「辛かったね。だから意地悪なことを言っちゃったんだね。
そういうことってあるよ。だから自分を責めなくていいんだよ」
とか
「意地悪をされて悲しかったのに、怒ることで頑張って乗り切ったんだね。
悲しかったねえ。でも頑張ったねえ」
などのように、
丁寧に、丁寧に
自分に語りかけました。
その結果、少しずつ自分を許してあげられるようになりました。
今では、どの瞬間の自分も
優しい愛情を持って見つめてあげられるようになっています。
こうやって
自分の中のインナーチャイルドを癒すことが、
結婚を邪魔する心理的障害を解消させることにもなりますが、
自分を育て直すことにもなり
育児のリハーサルにもなるなあと思っています。
確かに大変な作業ですが、
育児のリハーサル、できていた方が
結婚後に役に立ちます。
子供を持たないと思っていても、
パートナーと家庭を作っていくことも
「育てる」作業ですから、
このリハーサルは、決して無駄にはなりません!
私の大切な友人で、
素晴らしいカウンセラーの
かわいひとみさんが、
子供のカウンセリングを物語にしました。
こちらです。
子供向けの本になっていますが、
インナーチャイルドを癒すために、大人にも最適な本です。
きせき‐のぼるは小学5年生‐
1,566円
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子供の頃の自分は、何をどう感じていたのか、
言葉にはできなかったし、
してくれる人もいませんでした。
この物語に出てくる
カウンセラーの役割を果たす、不思議な存在「ミシャ」のような人に
私も子供時代に出会えていたら、
私はもっと早く健康的な自信を持って、もっと人生を信頼できて、
恋愛の失敗もなくなっていただろうなーと思います。
残念ながら、私はいっぱい失敗して
転んで、傷ついて、を繰り返しながら、
自分で自分を育て直すことになったわけですが、
それも、私の人生に与えられた試練なのでしょう。
(まあ、そのおかげで、この仕事もできているのかもしれません)
私は子供時代にミシャには出会えなかったけれど、
遅いから悪いわけではありません。
心の旅は、その人に最適な時期に起きるからです。
心を見つめるのは、とってもしんどいです。
でも、自分を見つめなくてはいられないほど、
色々な思いが溢れてしまったら、
それは、多分、
自分の過去を見つめて、癒してあげる時期だ、ということでもあると思います。
大人になったら、誰でも自分のミシャ(カウンセラー)になれます。
もしも、自分の過去を見つめる必要が出てきたら、
自分が自分に優しく寄り添って、
たくさんたくさん、自分に優しい言葉をかけてあげてください。
自分を無条件に愛して、受け入れてあげることで、
私たちは自分の中の子供を育て直すことができます。
近い将来、
パートナーと新しい家庭を作っているときに、
きっとこの時のことを
懐かしく思い出すでしょう。
そして、あなたのミシャが、家族でも大活躍してくれると思います。
今日もお読みくださりありがとうございました!
私の本が発売中です。