厳しめの北風の日のあとに、風のない
晴れの日がひょこっと覗いたりすると
「もうすぐ春なのかもなあ」と、淡い期待を
寄せがちなのは、毎年のことのような気がする。
そんで、3月に入り油断してると雪とか
降っちゃうパターンね。まだ春はNOT READY。
インフルエンザの猛威から今年は逃げ切った
などと油断するのは、まだ早いとは思うけど
単純な風邪においても大人になるとなかなか
恢復しなくなったような気がする。それはまあ
身体的な年齢における仕様の話しではあるの
だろうけど、もっといえばミクロな細胞の単位で
外から入ってくる健康を害するウイルス達の
侵入に大しても、結構寛大になっちゃってる
ような気もするわけですな。
ウイルスさんも、生活かかってるしね。とか
話してみたらそんなに悪いヤツじゃなかった。
とか、こちらにも落ち度があったんじゃないか。
とかね。それは若いときには感じ得なかった他人の
痛みや苦労、孤独や挫折などを想像できるように
なった大人の感覚が細胞レベルにおいても
実は影響を及ぼしていて、入ってきた
悪いウイルス達とも、なんとか共存したり
仲良くなろうというような健気な努力を
重ね結果としては無情にも感染、仲良しどころか
気付けば体内はあっという間に
植民地のような状態になってる。
などという悲劇を想像してみたり。
壊れたテレビが棄てられてるのを発見。
後期のブラウン管テレビのようだった。
通りすがりの景色として見たら
また誰かが不法投棄したんだろか。
というくらいの感想なのだけど
何時ぞやのオーブントースターと同じように
写真に収めて眺めてみると、このテレビが
まだ元気だった頃の事にも無駄に想像が及ぶ。
きっと初めて何処かの家に設置された日が
あったわけで、映し出した様々な映像に
声を出して笑う家族の笑顔だったり
あのドラマの名場面で涙した時の顔だったり。
壁掛時計の針の音とは、もはや親友とも
呼べるくらいの長い時間を同じ場所で
過ごしていたことだろうな。とか。
何度かのワールドカップを映し
何度かのオリンピックも映し
真剣な眼差しで応援していた
いつかの男の子や女の子が
やがて別の男の子や女の子達を
同じようにその画面の向こうで
夢中にさせているのを目の当たりにし
密かにニンマリとした日があったり。
テレビ側の視点で見る「ひとの生活」
を想像してみると、テレビのなかに
映し出されるものに遜色ないくらいの
物語が生活の中にもあるんだろうな。と感じる。
たこ焼き食べたくなってくる。
まあしかし、それもまた写真に収めたが
故に空想したことであって、普通にただ
通り過ぎてたとしたら、もはやその場所に
テレビが棄てられていたことすらも
思い出すことなどなかったろうな。と思う。
一見、意味のなさそうなものに理由をつけて
おもしろくする。というのが詩であり
唄であり、物語であり芝居なのかも。
まだ少しだけ先の話しにあたるけど
花咲か爺さんという昔話で、愛犬の亡骸の
その灰を見事な桜の花に変えた。という
魔法のようなそれは、実は愛犬との想い出を
笑いと涙で織り成す見事な物語に昇華し
聴かせたお爺さんのその様子を喩えたもの
だったのかもしれない。
はい。気づけばもうすぐライブの日。
今年最初の新代田クロッシング3マン。
何を歌おうかしら。と思案中。
素晴らしい夜になりますので日曜日。
皆さま新代田にてお会いしましょう。
おやすみなさい。
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次回は東京のホームグラウンド的な
新代田crossingにてソロ濱公演が決定!
今年2発目も素晴らしい唄い手と3マン公演。
是非ともご参加くださいませ!
2018/03/04(日)新代田 Live Bar Crossing
「- C.A.M.P -」
Open 18:30 Start 19:00
ticket : adv 2500 +1drink
act :
白濱賢吾(ストレンジドラマ)
大平伸正(ghostnote)
高橋啓太(オトナモード)
お問合せ : 03-6316-5259
- next live -
2018/03/31(土)千葉 music bar es
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