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今回は、第9話の
あらすじを書いていきます。

 

過去のあらすじも公開中です。

第1話はこちら/第2話はこちら

第3話はこちら/第4話はこちら

第5話はこちら/第6話はこちら

第7話はこちら/第8話はこちら


※この記事には長文ネタバレを含みます。

 

 

 

ヨ・イジュ(演:キム・ヒャンギ)は、

帰りのバスの中で考えていた。

ウスがイジュを理解したいと言っていた、

その言葉の意味を。

 

「なぜ?」

 

思わず口に出したイジュの言葉に、

後ろの席からウスの声が帰って来る。

 

「何が?」

 

「どうしてピタゴラスは

弟子を殺したのかなって」

「自分の世界観を壊したくなかったからだ。

無理数の発見こそ世界観の崩壊だった」

 

数学の話になると目の色が変わるウスに、

イジュは少し怖さを覚える。

けれど同時に、カッコいいとも思っていた。

 

バスを降りたあと、イジュは転ぶ。

 

「大丈夫か?ぼんやりしてるからだ」

「恥ずかしい」

「その程度ならマシだ」

「恥をかくと、発想が豊かになるそうです」

「発想が豊かになるよう願ってる」

 

イジュは帰宅すると、母に

「これからは帰ったらまずトイレね」

と注意される。以前体調を崩したためだ。

 

母はウスに、病院に連れて行ってくれた礼を

言いたいと言うが、イジュは慌てて止める。

 

「先生は怖いのね。減点されるんだから

怖がるのも当然か。どれだけ厳しいのよ」

と言う母に、イジュは

「少し気難しい感じだけど、

結構根はいい人…だよ」と答える。

 

1人になると、イジュは考える。

ウスに"コントロールされている"気がする。

"理解したい"と言われただけで、

ドキッとしている。

 

明日はウスと目も合わせないようにと、

イジュは決意する。

 

 

 

ある朝、ダジュは食卓で話す。

 

プリンストン大学のナ・ドゥリ教授が、

韓国人初のフィールズ賞受賞者になった

という話だった。

 

「知り合いなのか?」

ドンジュは尋ねる。

 

「いや。ウスなら知ってる。数学

オリンピックの同期だ。あの座にお前が

付いてたかもしれない。オリンピックに

出てればな。留学すればよかった…」

 

「やめろよ」ドンジュが言う。

 

ギジョンも「どうでもいいだろ」と

言うが、ダジュの話は止まらない。

 

 

 

その日の登校時、イジュは

白い家の前でウスを待っていたが、

彼がもう1時間前に出たと知り、

慌てて学校へ向かう。

 

教室に入ってきたウスを、

イジュは思わず目で追ってしまう。

 

何気ない動作の一つひとつが

気になり、気づけば見入っていた。

 

けれどすぐに我に返り、心の中で

「すごくムカつく」とつぶやく。

 

 

 

イジュは、ゴヤを外に連れ出し、話をする。

 

「ゴヤ。今まで私の楽しみは推し活だった」

「知ってる」

「でも今はあの人を思い出すのがムカつく。

考えちゃダメなのに思い出しちゃう」

 

ゴヤは言う。

「沼落ち否定期。イジュはいつもそう」

「そうだっけ?」

「うん。好きなのに認めようとしない」

「ダメだって。ダメなの」

「体育の先生はダメなの?」

「じゃなくて…。行こうか。悩み相談終わり」

 

2人が教室に戻る途中、ジェニーと会う。

「体験学習会を申し込むんだ」

 

行き先は、韓服での景福宮から始まり、

市場、弘大、漢江、南山タワーまで。

 

「それを全部回って体力が持つ?」

「うん」

「体験報告書を書かなきゃね」

「"韓国文化を学べました"でいいでしょ」

 

そう言ってジェニーは去っていく。

 

「書き方を分かってないよね」

「幸せそうだしほっとこう」

 

 

 

イジュとゴヤは図書室にやって来る。

 

ゴヤは『踊るカーネーション』を呼んでいる。

 

「また読んでるの?全部覚えてるでしょ」

と、イジュ。

 

ゴヤは本の一節を引用しながら、

自分なりになぞっていく。

 

「詩は進んでる?」とゴヤは尋ねる。

「まあ」

 

その時、ドンジュが本を返却しに

やって来たため、イジュが対応する。

 

2人のやり取りを、

ゴヤは少し離れた場所から見ている。

 

やがて会話が終わり、イジュが戻ってくる。

 

「なんで来なかったの?」

「ずいぶん仲がいいね」

「書いた詩を見てもらっただけだよ」

 

 

 

家に帰ったイジュは、ウスの

「ぼんやりしてるからだ」という言葉を

思い出し、少し笑う。
「あの声は心配でたまらないって感じ」

 

そして、『僕たちは友達だった』の

執筆に着手する。

 

第6話では、シオン(モデル:ウス)は

ユン(モデル:ドンジュ)との関係を

母や周囲に反対され、反発する。

 

シオンは母(モデル:校長)に向き直る。

「彼に手を出したら許しません」

 

母はキム室長(モデル:イドゥン)に

監視を命令するが、

シオンそれを押しのけ、出て行く。

 

一方、ユン(モデル:ドンジュ)は

男たちに捕らえられそうになっていたが、

シオンが現れ、男たちを次々に倒した。

 

「1人で出歩くなと言ったろ。ケガは?」

 

――イジュの頭の中で、いつの間にか

ユンがイジュにすり替わっていた。

 

「行こう」

シオンがイジュに手を差し伸べる。

 

――執筆中のイジュは、我に返る。

「私とユンが入れ替わるなんて。

すらすら書けるなんて。まさか…」

 

 

 

ある日、ゴヤはイジュとドンジュが

話しているのを目撃し、表情を曇らせる。

イジュは笑っていた。

 

話が終わると、ゴヤはイジュに

「話がある」と声をかけ、そのまま

外へ連れ出す。

 

「今の何?」

 

イジュは、ドンジュに詩の題名の相談をし、

見てもらっていただけだと説明するが、

ゴヤは納得しない。

 

「私と一緒に行けばいいでしょ」

「大したことじゃないから1人で行ったの」

「今何て?私は挨拶するのも緊張するのに

笑顔で話すのが大したことない?」

 

話はこじれ、イジュの好きな人が

ドンジュではないかという疑いにまで

発展する。

イジュは否定するが、ゴヤは引かない。

 

最後には「夢中になって嫉妬した私が悪い」

と言い残し、ゴヤは先に教室へ戻ってしまう。

 

その夜、イジュはベッドの中で気を揉む。

部屋の壁に貼ったゴヤとのプリクラを見つめる。

「すぐ機嫌直すよね?」

 

 

 

ある日、白い家の前で、イジュは

ギジョンではなくウスを待つ自分に気付く。

 

その後、カフェで英語の参考書を開き

勉強していると、「sonw」の文字が

目に入る。

 

「初恋は初雪みたいなものよ」

いつかゴヤがそう言っていた。

 

「どうしよう。こんなのアリ?」

イジュは自分の気持ちに葛藤する。

 

カフェモカを受け取って飲んでいると、

離れた席にウスの姿を見つける。

 

「なんでいるの?まいっちゃうな。

私がいるって知ってて入ってきたとか?」

 

これって運命?とイジュは思う。

 

しかもウスは、

同じカフェモカを飲んでいた。

 

「生クリーム多め?私と同じだ」

 

その時――ウスが手を挙げると、

カフェに1人の女性が入ってくる。

 

「久しぶり」

 

ウスが手を差し出すと、

女性は「会いたかった」と言って、

ウスを抱き締めた。

 

――その瞬間、イジュは、はっきり理解する。

 

自分でも気付かないふりをしていた

気持ちの正体を。

 

誰にでも、1人くらいは

心を揺さぶられる相手がいる。

 

 

 

今回の記事はここまで。