Desney+スターにて配信中の
『21世紀の大君夫人』。
今回は、第10話の
あらすじを書いていきます。
過去のあらすじも公開中です。
第9話はこちら
※この記事には長文ネタバレを含みます。
「解決したいのは、お前かイアン大君か」
父に問われ、ソン・ヒジュ(演:IU)は答える。
「あの人です」
「疑惑をすべて抱えて離婚しろ。
お前を切れば大君は弱点なしに戦える」
「私のことを解決したいなら?」
「その場合も離婚しろ。これ以上傷つくな」
王宮へ戻ったヒジュは、
イアン大君(演;ビョン・ウソク)に
離婚を切り出す。
「会社を継ぎたくて結婚したのに、
このままいくと元の地位も失いそう。
これ以上、損はイヤ」
「それで離婚を?」
「誰かが泥をかぶるのが1番早い。
王室の威信や威厳。興味もない。
私が持ってるのは、私が闘って奪って
手に入れたもの。力を失った大君様が、
私に何を与えられる?」
「やめてくれ。お前まで私に…」
「私は失ってばかり。
なのにつなぎ留めるんですか?」
その後、大君は、
今は主のいない東宮で1人泣く。
そこは、兄・先王がいた場所だった。
生前、兄は、大妃との関係をどこか
割り切ったように語り、大君へ
「こんな生き方はするな」と話していた。
「こんな気分でしたか?」
大君は亡き兄に語り掛ける。
翌日、ヒジュは大君へ、
「便殿に入れてください。離婚には
承認がいる。私から話したいんです」
と告げ、便殿へ向かう。
そして内閣と王族が揃う中、
「大君様と私は離婚します」と宣言する。
さらにヒジュは総理へ向けて言う。
「王族は捜査の対象外だとか。
私が平民に戻れば楽に捜査できるはず。
大君様は無関係だと証明する自信が
あるから、どうぞ調べて。
摂政職を退けという無礼な発言はおやめに。
契約書の件はキャッスルでごまかすので」
その後、結婚契約書流出について、
テジュが記者会見を開く。
「皆さんはこの契約書を見たでしょ。
大君様が何か受け取ります?」
3年での離婚条項について、テジュは
「ラブラブでも冷めることはあるし、
薬を盛られたら離婚したくもなる。
王室では離婚はタブーも同然だから
契約書の作成を勧めました」と説明する。
自作自演や反逆疑惑については、
「全部保存していますよ」と記者たちを
牽制した。
「承政院に相談もなく…」
府院君は声を荒らげる。
しかしヒジュは、
「私さえ切れば、大君様は従来どおり
"王室の誇り"に戻る」と言い切る。
総理が、
「大君様の考えも同じですか?」
と尋ねた、その時――。
都承旨が便殿へ現れる。
「イアン大君は王命を受けよ」
――ヒジュに離婚を切り出された直後、
イアンは東宮で、1人涙を流し、
赤い衣を見つめていた。
「兄上のようには生きません」
その後、大君は夜更けに王様の元を訪れ、
「私の座をお返しください」と告げた。
――そして現在の便殿にて。
都承旨は王命を読み上げる。
「イアン大君に譲位する所存である。」
「一体どういうことですか。譲位とは」
府院君は動揺し、
王様の元へ向かおうとする。
だが大君は、
「都承旨が伝えた王命を無視するのか?」
と制した。
王命が下された後、大君は
便殿の外でヒジュと向き合う。
「失うのがイヤで離婚するんだろ。
なのにこのままだと全部失うぞ。
私が自分もお前も守れないかと?」
「違うんです」
「信じなかったんだな」
大君はそう言い残し、去って行く。
その頃、大妃はイム尚宮から
譲位の報告を受け、取り乱す。
「突然前触れもなく、なぜなの?」
「ご冷静に。幸い大君様が拒まれ…」
「形だけにすぎぬ。3度辞退したのちに
受けるはずだ」
大妃の目から涙がこぼれる。
「意気地のない父子が結局…」
その後、大妃は王様のもとを訪れる。
しかし王様は、大殿の扉に鍵を掛け、
大妃の声に耳を塞いでいた。
大妃は、イム尚宮に扉を壊すよう命じる。
「王命もなく開けるなど」
「ならば火でも放て。お出になるだろう」
そこへ、総理が現れる。
「大妃様。大妃殿にお戻りを」
「命じないでください」
「命令はまだしていません」
その後、大妃と総理は2人で話す。
「外に漏れてはなりません。
王宮内は大妃様が口止めを」
「大君が王になれば、
夫人は王室に縛られるのですよ」
「大君様か王様を阻むのです。
どんな手を使っても。毒物事件は保留に」
「私を脅すのですか?」
「いけない理由でも?」
一方ヒジュは、
「信じなかったんだな」
という大君の言葉を思い返していた。
そんな中、大君が外出したと知り、
落ち着かない様子で電話を掛ける。
だが、大君は出ない。
その様子を見たト秘書は、
「それで離婚できます?」と尋ねる。
そして、
「私とチェ(ヒョン)補佐官が捜します。
行き違いにならないようお待ちを」
と告げる。
大君は、街明かりの見える場所に車を停め、
1人佇んでいた。
「私が王位を望んだら、誰もが非難する
だろう。だが後輩殿は理解できるはず」
――かつてヒジュへそう語ったこと。
そして、「前を歩くにはどうすれば?」と
尋ねた時、「私と歩けばいい」と
返されたことを思い返す。
一方ヒジュも、大君との思い出を
振り返っていた。父への挨拶の日、
自室に閉じこもった自分の隣へ、
大君が黙って座ってくれたこと。
「好きだ。受け取ればいい。
私のお金や名誉であれ、心であれ」
あの日の言葉を思い出し、
ヒジュは涙を流す。
大君に「私邸に向かう」と告げられた後、
ト秘書はヒョンに声を掛け、
漢江の水辺へ向かう。
「ひどい状況だから飲まなきゃ」
そう言って、ヒョンに缶のお酒を渡す。
「私が好きなのはこれです。
前に聞かれたから。それと漢江」
「いいですね」
「何が?漢江が?お酒?私?」
「その…どれも好きです」
ヒジュは大君に心配でメッセージを
送り続けるが、返信はない。
ヒジュと一緒にいたチェ尚宮が言う。
「いつだったか大君様が塀に上った日は
ご機嫌でしたので、宝物でも隠したのかと
思ったら、ある女人のためだったと
分かりました。私はお2人を信じます。
じきに閉門です」
ヒジュは少し考えた末、
「具合が悪いんです」と大君に
メッセージを送る。
すると、大君から返信が届く。
ヒジュは車を走らせる。
「具合は?」
大君が尋ねると、ヒジュは言う。
「一緒にいたくて」
「明日戻ると言ったが」
「大丈夫ですか?」
少しの沈黙の後、ヒジュは続ける。
「好きです」
ヒジュは大君に駆け寄り、
ぎゅっと抱き締める。
「どちらかにしろ。混乱する」
「好きなのに離婚して守ろうとしたから
怒ってるんでしょ」
ヒジュは大君を見つめ、キスをする。
「イヤですか?」
「いや」
今度は大君がキスを返す。
やがて、私邸の明かりが消える――。
ヒジュが目を覚ますと、
大君の姿はなかった。
やがて戻って来た大君は言う。
「王宮から連絡が。当分私邸にいろ」
「私だけ?なぜ?」
「2度目の王命が下される。
形式的に3度辞退する」
「そのあとは?」
「受けないと」
「王様を守るはずでは?」
「甥を守りたかった。王ではなく」
――先王は、生前、
大君に王の衣を仕立てていた。
大君が望んだ時はそれを与えず、すべてが
遅すぎる時になってから押し付けた。
兄の死後、大君は甥を守ろうとしてきた。
「義姉が兄の遺志に背く時も、
甥が怖がる時も、ためらいを覚えた」
大君の目には涙が浮かぶ。
自分が王になれば、すべて守れると
思っていたが、大君には、それさえ
欲深いことのように思えていた。
ヒジュは大君を抱き締める。
「欲張っていい。やり抜きましょう。
私がついています」
その日、大君は、大妃に呼び出される。
「王命を拒むのです。まさか受けると?
王様はわずか8歳です」
「王様をかいらいに仕立て操っている。
それが問題です」
「仕立てたのはそなたです」
「ええ。後ろや横についても王様は
操られる。これからは前に立ちます」
「イアン!」
大妃は声を荒らげる。
「王様の思いを酌み、
義姉上の罪は問いません」
「今さら王になるなんて。私は夢も、
未来も、思いも諦めたのに、
あなたはなぜ…、何も諦めないの」
涙を流す大妃。世子嬪となるため、
大妃は本来想っていた相手を諦めていた。
その相手は――。
大君は、大妃の手を離す。
そしてイム尚宮へ命じる。
「心身共にお疲れゆえ、向こう3日間は
誰の出入りも許すな」
「大君が王になれば我々を許さぬはず」
府院君は電話で大妃に告げる。
だが大妃は「"罪は問わない"と」と返す。
「先王の遺志に背いた罪だけでは
ありません。今は総理が伏せていても
即位したら…。王室の特権を奪われても?」
「今度は何を?」
「大妃様は大妃殿をお守りください」
電話を切ると、
府院君の元に総理が現れる。
ある日、大妃の元に王様が現れる。
「撤回せぬのならお戻りに。
先王がどれほど苦労してその座を
守ったか。王様に継がせるために私が…」
すると王様は泣き出す。
「知っています。父上が亡くなられた日、
私も全部聞いてました」
先王の死後、大妃が赤い衣を
着せようとした時も、王様は拒んでいた。
その言葉に、大妃は涙を流す。
うなだれる大妃へ、王様は駆け寄る。
「母上を失望させてしまい、
申し訳ありません」
大妃は、王様を抱き締める。
ヒジュはヒョンに尋ねる。
「私が王妃になったらイヤがられる?」
ヒョンの正直な答えを聞き、
「クールに退場するはずだった」と、ヒジュ。
その後、テジュに電話をし、
「今実家なの?そっちに行く」と告げる。
ヒョンと共に王宮を出る途中、
便殿の方から大きな音が響く。
ヒジュが向かうと、便殿は燃えていた。
そこへト秘書が現れる。
大君が、便殿にいるという。
―――感想―――
大妃のキャラクターが好きなので、
"何度も何かを諦めた側"として
描かれているのが衝撃でした。
いっそ大君やヒジュだけでなく、大妃に
何か救いがあったら良いのにと
考えてしまいます。メインの恋愛との
対比が、一層切なさを感じさせます。
今回の記事はここまで。