木曜日 21:00~21:54 テレビ朝日

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 前回、学校でいじめがあったという事を法廷で現役教師の熊沢が認めたということでかなりの混乱。法廷から出てくる熊沢を褒め称えて迎える戸板の姿があったが、おかげで大城から「あの弁護士と何を?」と・・・戸板の立場は危うし・・・。


 瀬里は「いじめがあったとしてもあれは事故という争点に変えましょう」と提案するが副校長はあくまで「いじめはない方向で」と。


 「裁判に勝つことじゃなくいじめがない事を証明する」「そうすることで学校と生徒を守る」・・・信念は認めるけど真実を認めないのはどうかと・・・。



 法廷を出た珠子の前に兼良陸の母親が登場!なんて急に!そして開口一番



「どこまで息子を傷つければ気が済むんですか」


「陸はそんな子じゃありません」


「父親は警視庁の人間」


「陸をそこらの子と一緒にしないでください」



↑これが完全にバカ親の典型的な図です。子どもを信用しているのではなく正しい子だと思い込んでいる。一番何も知らずに真実を認めようとしない、子どもを見ていない母親です。そして・・・



「陸に無実を証言させます」


 となんと法廷に立たせようとしていることまで!珠子はこれに対して否定的であって「あくまで学校の管理責任を問う」「生徒を巻き込む気がない」・・・でもまぁもう充分巻き込まれてる訳なのですが・・・。

 それに対して母親は「あの子を信じています」「あなたみたいに子どもを捨てた母親とは違うんです」と完全な誹謗中傷・・・。でもその信用は間違っているんだよな・・・。残念ながら。

 そして兼良が証人として呼ばれる事が法廷で発表。瀬里は本気で尋問する気らしく「やめさせたければ提訴を取り下げればいい」と言われるが降りない珠子。それを見て瀬里は「子どもをかけた戦いから母親が降りると?」と・・・。結構嫌味な感じプンプン出てきたなぁ・・・。


 学校ではこれまで通り今も昔もいじめは無いという方針で。しかし戸板は「生徒から聞かれてごまかしてもすぐバレるぞ」と・・・そしてポウ様は今日も来ない。熊沢は加地に「山田加寿子がいじめられているかもしれない」と伝える。髪の毛メチャメチャにされた後を熊沢は見てるからなぁ・・・。熊沢カッコええ!


 加地がポウ様に電話すると、出たのはなんと珠子!珠子のマンションに向かうとそこにはガラス越しにポウ様の影が・・・。珠子は静かに


「カス子と呼ばれていたのは知っている?」


「いじめたのは兼良陸他3名+傍観者全員」


「両親はすぐ学校から離れることにした」


「学校を見放したのよ」


「・・・間に合わなかったのよ」



ここまではっきりとわかっているのに学校側はわからないか・・・。しかし何も言わずにとにかく今の状況を回避することにした両親は偉い。ポウ様は「さよなら・・・先生」うなだれる加地は「ごめんな・・・」と遅すぎた謝罪を口にするのだった・・・。


 そして去り際に加地に「兼良陸が法廷でウソをつかされようとしている」と伝えると、加地は「陸の父親が買春していて、それがいじめの原因かもしれない」と珠子に話す。

 兼良陸の証人尋問。藍沢明日香との関係を聞かれると「一年の頃に藍沢さんに告白された」「でも振ったら嫌がらせされた」「周りのみんなが心配したので距離をくことに」と・・・こ、コイツ法廷でぽろぽろとうそを!!


 「いじめはしました?」という質問に対しては考えることもなく「いいえ」と答える。



「いじめをするのは最低な人間」


「父からそう教わりました」



じゃあおまえは最低な人間だな!とか言ってやりたいくらいすかしやがって・・・。しかし「父親がその鏡であったと?」と聞かれるとちょっと答えを詰まらせる兼良・・・父親に対しては負い目があるのか・・・まあ援交してる警視庁だもんな。親父。


 そして珠子は尋問をおこなわない。いくらでも攻め入ることができただろうが・・・それでも珠子は自分のポリシーと言うか、信念を貫いてこの場を終わらせたってわけか・・・。しかし、そんな兼良は父親についての話が出たせいかトイレで吐く・・・。これはもはや兼良自体も限界なのか・・・


 加地は「教師をやめようと思う」と大城に言い出す。「生徒の顔を見るのが怖い」「藍沢や山田をいじめてたかと思うと・・・」と弱音を吐き出し・・・。大城は「みんなそうよ」と言うが、今の加地には無理なようだ・・・。


 加地はクラスのみんなにポウ様転校を宣言・・・「みんなとの思い出を胸に」とか言うがみんなあんまり興味なさ気だな。そして退職願を用意する加地・・・これから提出しようとしたその時、吉越が持ってきた新聞に兼良父が買春で事情聴取を受けていると!まさか珠子がリーク??


 加地と珠子は兼良の家へ。そして母親に「兼良陸が告発したのかもしれませんね」とまさに核心を突く!そして



「法廷で潔白を証明させられてどう思ったでしょう」



「言っていることと矛盾している父と母を見て・・・」



「誰かに矛先を向けたのでは?」



「隠す事が守る事ではありません」


「向き合い戦うことが彼を守ること」


と、正しくも嫌味な指摘をする。すると突然、兼良陸の部屋から大きな音が!!部屋に駆けつけてみると、割られたテレビとネット上の兼良陸と父親が中傷される記事が・・・。


 「お父さんを告発したのは僕だよ」と絶望な眼で語りだす・・・。すると突然ボッコボコに殴りだす母親!ホントコイツは・・・しかしされるがままの陸を見て止めに入った珠子は「・・・今度はあなたの番なのねと・・・。



「嬉しい?こうなって欲しかったんでしょ?」


「藍沢さんをいじめた罰を受けたんだよ」


「もう・・・お終いだ・・・」


 別に兼良が絶対的な番長と言うわけではなく、ただ中心としていじめていただけ。いじめられていた山田加寿子もいなくなりちょうどこんな事件が起こったために、今度は兼良がターゲットになると・・・自分自身でもそう感じているようだ。そんな絶望する兼良に向かって珠子は



「・・・おしまいじゃない」


「罰を受ける事は投げ出すことじゃない」


「生きられなかった人の事を思い浮かべて・・・」


「明日香がいつか見た夢、いつかした恋・・・」


「いつか食べたケーキの甘さ・・・


それが全部失われた」


「だから彼女を誰かが覚えていなきゃいけない」


「私とあなたは彼女の生きるはずだった未来を


背負っていかなきゃならないの」

 

 とても重い言葉、でもそれは責任を押し付けるんじゃなくて今できることのアドバイス。そんな言葉を聞いて号泣する兼良。これからの事を考えるとかなり厳しい人生になるのだろうと・・・。


 そんな色々あった中で去り際珠子が「あんたが教師をやめようが知らない」「でも、明日香はちゃんと見てるわよ」と加地に厳しい言葉を突き刺す。あと何とかできるのは加地がクラスに・・・だからなぁ・・・。一歩でも踏み出せば変わるかもしれないのに。


 しかし今日もクラスでは何もない様に下校・・・となりそうな時に加地が呼び止める!そしてみんなに「『山田さんが思い出を胸に・・・』といったがあれはウソ」と言う事を謝罪し、



「山田さんはこのクラスの事を忘れようとしています」


「・・・どうしてかわかるよな」


「彼女の中で僕たちは思い出したくない思い出です」


「一生会わないかもしれないがこのままでいいのか?」 


「恨み言も言わない彼女に伝えることはないか?」


「今伝えないいずれは記憶の中に消えていくぞ?」



必死に呼びかける加地。ここに行き着くまでにそれだけの寄り道をしてきたのか・・・。そして様々な感情が入り乱れるクラスの生徒たちに「山田さんに手紙を書きませんか?」「書く人はこの場に残ってください」と提案し、背を向ける・・・。


 そして・・・帰る音のする中残ったのは10名程度!加地の言っている事が少しだけだが届き、後悔を持った生徒たちがこんなにいたのだ。その手紙をもってポウ様の元へ行く加地。そしてギリギリのところで手紙を渡す。それを受け取りポウ様は



「加地先生はきっと助けてくれるって妄想してた」


「私の妄想はまだ続いている」


「20年後再会したら『まだ先生続けてたんだ』」



「・・・『まだ先生続けてたんだ』」



「『むいてないのによく頑張ったね』っていうの」



 ポポポポポポウ様あああああ!!素晴らしい!!しかもスタイルバツグン!(?)そして加地は向こう向かされて初めて話したときのようにひざかっくんされて盛大にこける。そしてさわやかに去るポウ様・・・山田加寿子、転校。さよならポウ様。一番好きなキャラでした。
 
 一方、次回の法廷は遂に雨木副校長が証人尋問に!珠子は副校長が今の中学に来る前の空白の2年間が気になり調べた結果・・・副校長が前の中学を辞めたのは息子が死傷事件を起こしたから。だと言う、あのヤバそうな息子か・・・。


 当時は偶発的な事故として判断されていたが、事件前日に長男が

「悪いいじめっ子は僕が処刑する」

と漏らしていたと言う・・・なるほど。事故ではなく、やっぱり復讐とかそんなような事が原因の一つだったわけか。


 そして元いじめっ子の兼良はせっかく登校するもいじめの標的に・・・例の新聞記事置かれたりされている・・・。こっからが過酷な展開になりそうだな。加地はこれをどうすることができるか・・・


 その時学校の外には人影が・・・なんと・・・副校長の息子!!!!これは・・・まさか・・・


「悪いいじめっ子は僕が処刑する」


「悪いいじめっ子は僕が処刑する」


「悪いいじめっ子は僕が処刑する」



 標的は・・・兼良!?朋美はそれを不信に、というか何か一抹の不安を抱えて・・・。これはまさかの展開になってきている!


そして次回、副校長の証人尋問へ・・・



 いじめっ子兼良の失脚から加地の復活、更には副校長の息子の真実と怪しげな行動・・・。一気にストーリーが加速し始め、次回は肝となる副校長の尋問。正直もう展開が読めない!いじめの連鎖がどうなるかも確かにあるが、それよりも学校がどういう結論を導き出すか、あと息子が何を企んでいるか・・・そんな色々な事が浮かび始める!正直もう先が読めなくてワクテカしすぎてたまらない!!次回へ続く!!