木曜日 21:00~21:54 テレビ朝日

http://wwwz.fujitv.co.jp/kyoukasho/index.html



 前回まさかのポウ様Weekから一転!屋上で自殺一歩手前の状態で珠子が電話をかけたところで終わったが、その電話が何とか繋がる!!あぶねー!落ちる前に繋がってよかった・・・


 「ネコの飼い主をさがそうか」と言いなんとかうまく言ってポウ様と会うことに成功する!・・・店に来たポウ様は暗いながらもなんでもないかのように振る舞い、



「いじめられてると思ったんだ?」


「・・・バカにしてる」


「いじめられるのって恥ずかしいことでしょ!?」



とすごい剣幕でまくし立てる・・・が、これこそいじめられていた昭子なのかもしれない。いじめられている事が恥ずかしい。それが色々な人に打ち明ける事を拒んでいるのだろうか、珠子はそんなポウ様を見てこう漏らす



「明日香もこうやって叫んでたのかなって」



 一方、学校側でも裁判が安定し、脅迫状(ポウ様が送ったやつ)もいたずらだったと判断される。なんとなく一安心の加地。そんな加地の机には、ロッカー番号が書かれたコースターが。以前、いじめの証拠となる明日香の教科書が隠されていたあのロッカーだ。


 「果たしてこれは誰が・・・」とか大城と話している内容を見事戸板が聞き耳を立てている!!・・・あなたの後ろにスパイが・・・(番組違)それを伝えに戸板が珠子の元を訪れると雑誌には珠子に対する誹謗中傷記事が・・・。子どもを捨てたとか何とか・・・


 とりあえずそれには気にしないフリをして、「誰かが加地に教えようとコースターにヒントを・・・」との話になり、珠子は「職員室の中に味方がいるってこと!?」という結論に達する!・・・しかしそれは学校サイドの瀬里にも伝わりとにかくその人物の割り出しに奔走する。


 色々と検討した結果、両陣営とも『吉越』『八幡』『熊沢』などがピックアップされる。その中のどれかがお互いのジョーカーになると・・・そして珠子は戸板には「山田和子(ポウ様)に注意してほしい」と伝えてその日は別れることとなった。


 珠子は心配になったのかポウ様に電話をするとどうやら「週末にコスプレパーティに行く♪」とちょっと元気な様子。ホッと一安心ってとこか。伊達にゴスロリやってねぇなー。その後コースターの置いてあるクラブで吉越に接触するが珠子には全く取り合ってくれない。珠子は



「生徒が待ってるんです」


「先生がいじめの存在を認めてくれること」



と問いかけるがそれに対して吉越は「あたし面倒なことに巻き込まれるのイヤなの」と言ってその場から去ってしまう。うーむこう言う腰掛的な発言とかが完全にいろんなものを見落としているんだろうな。


 一方、教員の熊沢は一ヶ月以上帰ってない娘がいて・・・それで元気がない。その時前髪ザクザクのポウ様が座っている・・・こ、これはまさに間違いなくいじめの生現場!?しかし熊沢は「自分で掃除しとけ」と冷たくあしらう・・・こいつやめちまえ!!!

 珠子が定時連絡的にまたポウ様に電話すると「コスプレパーティ行くのやめた」と・・・。!!前髪のせいか!ゴスロリは前髪パッツン命だもんな・・・(?)珠子はまた気になってポウ様に会おうと「今どこにいる?」と聞くと




「ぇ・・・・・・・・・








・・・・13階」



 ちょ!!また一歩手前じゃねぇか!ナイス珠子!これからも定時連絡よろしくお願いします。


 珠子は町中を走ってポウを探す!そして発見したのは屋上で・・・靴も履いてなく汚れている靴下のポウ様。その姿を見てしっかりと抱きしめる珠子。するとポウ様は涙ながらに口を開き



「藍沢さんがいじめられてたこと知ってた」


「でもずっと見て見ぬフリしてた・・・」


「・・・ごめんなさい」 



 難しいんだよなこういうの・・・言ったら言ったでねぇ・・・。とりあえず自室に連れて行く珠子。ぽつぽつと語り始め・・・「藍沢さんが死んじゃってからずっとあたし・・・」と言うことは、一年以上ももう標的にされてしまっていたと言うことか・・・。


 「・・・つらかったね」と声をかけるが、ポウ様は「それぞれみんないじめをやらないとやっていけない理由がある」といじめる人をかばう発言を。こういう人を思いやれる人が被害者になりやすいんだよなぁ・・・。



 「まだ14歳なのに・・・疲れちゃった」


 「じゃあ学校に・・・」と提案するが「それはだめ!」とやっぱり学校にだけは知られたくないと言う様子・・・まぁ様子見って対応になったらより陰湿的ないじめに発展するしなぁ・・・難しい・・・するとポウ様は



「誰かに気付かれるのが怖かった」



「誰にも気付かれないのも怖かった」


「学校は助けてくれない・・・」



 とそんな矛盾と葛藤と、学校への不信を語りだす。まぁ今の学校は裁判中だし完全に認めないだろうからなぁ。珠子は「誰にも言わない」と約束するが、「両親には言って欲しい」と珠子。そこが必要なんだよな実際。



「それを聞いて泣くだろうけど」


「それはあなたが好きだからなの」


「涙が出るのはそこに・・・


まだ希望があるからなのよ?」



 こういう時、誉められた両親なら絶対力になってくれるんだろうけど、この時期ってそう言うの話せないし、無駄に迷惑を掛けちゃいけないとか考えてしまうもんなのだろうかな。


 「明日から学校に行くのをやめて?」「無理に行かなくてもいいのよ?」ともうポウ様の事を考えるなら一番優しい言葉を出す珠子。両親としっかり話して、イヤ、認めてもらえなくてももう休み続けるべきなんだろう。それが一番優しい。


 そんな中、帰ってこない娘を町中探す熊沢。するとなんと盗みをやったと店員に止められている娘!それを見るや否や熊沢は娘の元へ駆け出して!!・・・謝ってしまった!!謝ってしまった!!ちょ!もっと事実関係調べるとか娘信用しろよ!!


 しかも実際店員の勘違いと言う始末。娘はそんな熊沢を見てうんざり。そういうのが娘を傷つけてるんだろうな。どうやら昔セクハラ教師に胸を触られたことで教師を殴った娘・・・それに対して、熊沢は学校に来て謝ってしまったと言う。


 娘は「あの時・・・お父さんにも一緒に殴って欲しかった」と・・・もっと信用してやるとかそう言うのも必要だと思うが・・・熊沢は「黒いものを黒いと白いものを白いと言えなくなる」「それが俺」「・・・それが大人」と。そうなっちゃいけないのよね。うん。


 そして証人尋問の日が訪れるが・・・証人のはずの吉越これず・・・。やっぱり副校長が口止めを工作をしたらしい・・・全く、息子は日に日にやばい不良っぷりを出してきているのに!


 しかし戸板がなんとかつれてこようと・・・吉越は「何も知らない事が怖い」「見捨ててきたようで・・・」と話し始める。「それであのコースターを?」と戸板が問いかけるが「へ?」「なになに?」・・・・え?・・・え?


 どうやらコースターのあったあのクラブに入り浸り始めたのは紹介によってつれてこられて入り浸るようになったらしい・・・つまり、本当に何のことかわからないということで・・・吉越ではなく・・・と言うことはその紹介者は・・・・?


 法廷では弁護側の証人として転落の検証について立ち会っていた熊沢を尋問。特に何が出るわけでもなくあっさり終わる。原告側の珠子も特に何もなくあっさり終わる・・・良子氏が来なかったことで特に進展のない・・・


 がここで戸板が登場!!そして「ジョーカーは、コースターを置いたのは熊沢先生だった」と伝える!!何たる偶然!聞こえていた瀬里も何とかもう終わった事をアピールするが、裁判官は珠子の追加質問を認める・・・。よし!逆転してしまえ!


 珠子はまず明日香とかかわりを持ったことがないかを聞き出すが「ございません」とスルー。そして回りくどい事をやめて



「一つお聞かせください、いじめはありますか」



 と直球を投げかける!すると熊沢は完全に否定する事ができずに黙りこくってしまう・・・。この沈黙はでかい!これは何か心当たりがあるって言う証拠に他ならない!そして珠子は心から語りかける



「教師がいじめに脅えるから生徒も告白できない」



「教師がいじめを認めないといじめはなくならない」


「大人がただ本当の事を話すこと」


「それこそが子どもたちの心の声を導き出す


第一歩なのではありませんか!?」




それが出来ない世の中になってきてしまっているんだろうな。特にこういう自分の勤め先を天秤にかける様な事っていうのは特に・・・「・・・本当の事を話してください」と願い語りかける珠子に対して熊沢は「あのー」と野太い声で一言前置きを置いて




「藍沢が靴を履かずに帰ろうとしました」


「声はかけてませんが靴を探しました」


「・・・給食室の裏のゴミ箱にありました」


「いろんなものがこびりついていて・・・」


「それを拭いて、下駄箱に返しておきました」


「私が藍沢のためにしたことはそれだけです」



 と、涙ながらに語り出した熊沢!!いいよ・・・今この法廷で話した自身も、その時見て見ぬフリをせずにやった行動も、全部かっこいいよ!いい先生だよ!序盤にやめちまえとか言ってホント申し訳ない!そして更に語りかける熊沢・・・



「それ以降声はかけなかった」


「・・・なぜなら三澤先生に副校長が


日誌を書き直させているのを見たから」



 カッコよすぎる・・・涙鼻水はすごいけど・・・後ろに副校長がいるにもかかわらず、聞かれてもいない核心部分を、別に今日聞こうとしなかったであろう核心部分を見事ついた!


「黒いものを黒いと白いものを白いと言えなくなる」「それが俺」「・・・それが大人」とか嘆いていた熊沢が、遂に黒いものを黒と言ったのだ!そして珠子はしずかに最後の質問を・・・






「いじめはあったのですね?」






「…当校には、いじめがございます」


「…深く、お詫び申し上げます…」


 遂に核心部分に触れた法廷、いじめの存在を認めた現場教師、そして自らの意思で謝罪した現場教師、これはもうかなり原告側に有利な流れに、と言うかしっかりと真実が紐解かれてきているような気がした。さぁもうクライマックスが近づいてきた!法廷もハイスピードで展開していく!って言うか加地はマジでなにやってんだろうな、出番少ないぞ!