今日、被災地でずっと調査とかいろいろやられている方とお話をしてきました。
そして率直に
「今、被災地の方が一番望んでいる支援は何ですか？」
と聞きました。
現地の人たちが口をそろえて言うことは、
「娯楽」
と言っていました。
食料や水は支援でどんどん集まってきています。
でも、今の気持ちを癒す娯楽が不足しているのだそうです。
電気がない現地では、テレビが見られません。
当然音楽やゲームなどもできません。
携帯電話もなかなか通じません。
あの現場にずっといると気持ちが滅入ると言っていました。
だからこそ、精神的に支えになるもの、元気になるもの、笑いになるものが必要だと言っていました。
「演劇なんて喜ばれますか？」
と聞いたら、
「そういうものは非常に喜ばれると思います。」
と言っていました。
電気はないので照明とかは使えないけれども、
人間には想像力がある。
想像力さえあって、観客がいれば演劇は成り立っていきます。
もし、そういう事をやりたい！劇団みんなで企画しよう！
という場合は、現地の自治体に問い合わせると良いと言っていました。
あとは、演劇だけでなく娯楽になるモノ。
しかも電気を使わないものを支援物資として送ると良いと言っていました。
例えば、マンガ、文庫、雑誌、面白い本、おもちゃ、ゲームボード、ぬいぐるみ、etc.
こういう時こそエンターテインメントの発揮するときではないでしょうか？
それこそがエンターテインメントの存在価値だとおもいます。
戦後の日本が、エンターテインメントによって元気付けられたように、
演劇や舞台芸術にかかわる人たちは、なにかできるかもしれませんね。
僕のところのOffice トップクラスも、
今回のアドバイスを受けて、こころを癒せる支援をしていきたいと思います。
演技プログラムや、演技クラス、演技ワークショップでいただいた受講料からその支援をさせていただきたいと思います。
一歩でも前進しよう！！