品のない話ですが、よければ聞いてください。
先日参加したとあるCM撮影でのこと。
初日にアングルチェックを行い、2日目が本番でした。
初日は昼ごはんを済ませてから集合との指示がありましたが、2日目は初日より早い時間の集合で昼食については特に言われていなかったので、集合した時にADさんにお昼が出るのか聞いたのです。
「ちょっと確認します」
そう言ったっきり、控え室で待たされること1時間以上。
「これはもう出ないかもしれないな」と思い、家から持ってきた冷凍のカツサンドを食べました。
自然解凍させて食べる物で、まだ若干凍っていましたが完食。
ところがしばらくして、何人か途中で呼ばれて撮影に参加していたエキストラのうちのお一人が戻ってきて
「今ケータリングでお昼になってます❗️」
と教えてくれたのです。
するとその後を追いかけるようにADさんが来て
「エキストラの皆さん、お昼を食べに行って下さい❗️」
いや、アンタ、絶対にエキストラのお昼のこと忘れてたよね❓
ケータリングを取りに行くと、スタッフの方たちは皆さん先に食べていらっしゃる。
私が食べていた時間はせいぜい10分から15分ほど。
洗面所に行って戻ってくると、控え室に誰もいない。
撮影が始まったのです。
さんざん待たされて昼食時間は15分。
食べ終わらずに中断した人も複数。
まあ、こんなことはしょっ中です。
撮影の方はというと、全員でじっと立っていなければならない内容でしたが、しばらくすると私は異変を感じ始めました。
あれ、ちょっとお腹が痛い…
そしてその後、このお腹の痛みはお腹を壊した時の感じだと気づき始めました。
半解凍のカツサンドが理由か、食べ過ぎが理由か。
運の悪いことに、私は主役の俳優さんの真後ろに立っていたのです。
後ろ向きではありますが、色々なアングルで撮っているので、私が途中でいなくなって別の人に変わると、その俳優さんに最初から撮り直しさせることになってしまう…
冷や汗をかき、貧血気味になりながらもどうにか続けました。
休憩に入り一度トイレに行きましたが、お腹を壊したことのある方ならお分かりだと思いますけど、1度じゃ済まないんですよね。
その後、隙を見てもう一度行ったものの、第三波が来ることは感じていました。
とその時、エキストラの1/3ほどがバラシ=終了になったんですね。
私は前日のリハーサルでその後に撮影するシーンに出ることになっていましたが、他の人に代わってもらっても問題はない内容だったので、エキストラ担当のスタッフさんに
「すみません…昼食後お腹の調子が悪くなってしまって…この後の撮影の途中でまた具合が悪くなってしまうとご迷惑になるので…」
とオズオズと尋ねると、そのスタッフさんはキョトンとして
「どうぞ、お手洗いに行って下さい」
そういうことじゃないんだよ‼️
別のスタッフさんに言うとすぐに私もバラシにして貰えました。
ところがヤレヤレとスタジオを出ようとした時、撮影が終わった俳優さんに花束贈呈のお決まりの儀式が始まってしまいました。
しかもその方の誕生日が近かったらしく、ハッピーバースデーの合唱と共にバースデーケーキの贈呈。
その後もキャッキャと記念撮影などをしていて、こっちはスタジオを出られない…
コントのような場面が続きましたが、なんとかスタジオを出て駆け込みセーフ。
その後、いつも持ち歩いている薬を飲んでおさまりました。
結果的にあの後の撮影に参加してても大丈夫だったかもしれませんが、わからないですからね。
通常、エキストラが具合が悪いと言ったら無理をさせることはありません。
撮影を待っている時に近くにいた別のエキストラさんが「○○さんは撮影の時はロケ弁は食べないんだって。おなか痛くなったりすると困るからって」とお話してたのですが、まさにその状況になったのでした。
でもこれからもロケ弁は食べるけどね。
長々と下品なお話、失礼しました。